祭りと嫉妬
祭り!
(飯テロ注意)
ーーーーーーーー数時間後ーーーーーーーー
一旦情報を整理しよう
今俺は祭壇に祀られてる、そしてなんか祭りが開催され、みんなで盆踊りをしたりしている、正直みんなは楽しそうでいいが俺は暇だ
佐藤さんが子供の頃から一緒に祭りとか見て、この祭りの中心とかになれたらどんなだろうと思っていた、そう、佐藤さんが子どものころは!
実際体験してみると、とにかく暇だ!今俺の前には高級食材のフルコースみたいなのが置かれていて、腹が減ることはないけどーーー
もっと祭りっぽいのが食べたい!あ、あのお好み焼きとか美味しそうだなー、あ、あっちの塩焼きそばも食べたい、ん?なんじゃありゃ!モンスターの串焼き!?ちょっと気になるけど食欲わかないなー、でも見た目はめちゃくちゃ美味しそう!、ああ、考えれば考えるほど、祭りが楽しめない現実がおしよせてくるーー!
てかランペルは普通に楽しんでる、いいなー
きつねの面を頭に着けて、イカ焼き食べたり射的やったりしてる。
「さあ、祭りをお楽しみの皆さん!もうすぐこの祭りのメインイベント!10000発の花火でーす!それではカウントダウン!3!」
「「「2!」」」
「「「1!」」」
「発射ーー!!!!」
ヒューーードドドドーン
開始の合図に一発の花火の音が会場内に響き渡る!
そこからは休むことなく、空一面に光が広がり、音と振動が伝わってくる
音、光、振動、屋台の食べ物の味
全身で幸せや感動を感じられるから祭りはいいんだよなー
それから1時間くらい経った頃だろうか、
「さあ、いよいよクライマックスです!」
そんな声と同時に、さらに花火の勢いが増す!一気に空が光に包まれて、最後に一発、一つだけ、でもとても大きな、花火が、散る
パァァァン
「綺麗だったなー」「花より団子の俺も花火に夢中になってしまったぜ、、、、」「もうすぐ屋台も閉まるから帰ろう」「帰りに肝試ししようぜ」
そんな声が聞こえ始めた、俺もそろそろ帰ーーーーーいや待てよ、どこに帰るんだ?俺、幽霊状態のときは芝生で寝転んだりしてたけど、てか今さらだけどなんで姿スライムなんだ!?どうしよう、もうみんなから見えるから芝生で寝ようもんなら不審者として捉えられる!なんなら街に侵入したモンスターと思われて討伐される!どうしようどうしよーーそうだ!しばらくランペルの家にお世話になろう!あ、あと制御魔術の件もお願いしよう、よし、そうと決まったら早速ランペルの元へ!でもランペルどこだろ、、ん?
「お前すごいやつだったのか!」「悔しいけど僕の負けだよ」「今までいじめてごめんな」
「いやいや、すごいのは僕じゃなくて四だよ!」
あ!ランペルいた!おーい、、周りに誰かいるな
「四?早速神獣様に名前をつけたのか?、、、、なんか、、呼びづらい名前だな」
グサッ
「、、、はっきりいうと、、、ダサい」
グサッグサッ
なんか俺の悪口大会的なの始まってるんだけど
「そ、そう?」
お、おーい
「あ、え、四!!?」
「神獣様!?」
えっと、俺の名前の話ししてたんだよな?ランペルのために言っとくんだけどーーー四は元々の名前だから
「え!?」「じゃ、じゃあなんでランペルはなんで神獣様、、、四様の名前を知ってるんですか?」
あ、あ、それはーーーー
俺は1週間のことを話した、そしてーーーー
「「大女神レイティス様に転生させてもらった!?」」
そう、レイティスのことも話した、もちろん他言無用で
「しーっ!他の人に聞こえるから!」
「す、すいません!」
その日は色々話をしたあと別れた
「あんなに話してよかったの?四、じゃなかった、ショウ」
そう、この会話で俺はショウという名前に改名した
あ、ちなみにその時に制御魔術も刻んでもらった
「んー、正直迷ったけど口固そうだったし問題ないと思う!」
「そう?ショウがいいなら別にいいけど、、、」
そんな会話をしながらランペル宅に向かい、その夜は寝た
ーーーーーーーーー朝ーーーーーーーーーー
「ふぁぁぁ、おはようランペル」
「おはよう四、、、ショウ」
ん?、なんかいい匂い、、、
「ああ、僕が合格したから今日はごちそうだって、あ、あと、実はーーーランデル兄様は落ちんだって、試験」
「え?」
「それで1週間後にランデル兄様が森に捨てられるって、、、」
手のひらくるっくるだな、あの親
「それで相談なんだけどーーーー助けに行かない?ランデル兄様を、もちろん捨てられたその日に、行くことは無理だけど、森は危険だからランデル兄様が魔獣に襲われる前に助けなきゃ、いくら僕をいじめてたとはいえ、知ってる人が死ぬのは怖いんだ、、、」
「なるほどーーーーまあランペルがいいのなら一緒に行くよ」
「本当!?ありがとう!」
「でも俺とランペルだけじゃ助けに行くのに人手が足りないと思うんだけど、、、」
「たしかに、、、」
そんな感じで話していると、コンコンとノックが聞こえたあと、ドアがガチャってなって開いて一人の人が入ってきた
「ランペル様、ショウ様、朝食の準備が整いましたので食堂へどうぞ」
「あ、ありがとう」
ガチャ、と音を立ててドアが閉じたあと、
「さっきの人はラスソルさん、母上専属の執事さんだよ」
「そうなんだ、なんかキリッとしてたな」
「わかる!?あの執事さん怖いんだよ」
そんな話をしながらランペルと俺は食堂に向かっていた
新章「旅立ち」開幕ぅ!
これ書くとき、まふまふさんの「オーダーメイド」と「神様の遺伝子」聴きながら作りました、マジでいい曲なのでオススメです
余談なんですが僕はミックスリストの一部がこんな感じです
「リセットライフ?」
「story」
「レナセールセレナーデ」
「贅沢な、、、なんて読むんだこれ?」
等、、、察してくれ、こんな話書いてる時点で、、、
実はこの作品の神様、結構とんスキ、またの名を放浪メシに寄せてるってか、にてるんですよね、設定とか性格が、
レイテスとかほぼまんまだしなんかで違いつけるか、、、