妻の苦悩
一般的な人の中にいる妻はそのようにして過ごしている。たまに自己主張することはあるが、
例えばこんな方法でだ。
会社には行きたくないと思っているが顕在意識は仕事を失ってお金がなくなったらどうするとか
せっかく頑張って入社したのにとか。今の気持ちではなく過去や未来についてのことで
理論ぜめにしてくる。だから妻はささやかな抵抗をし、例えば出社する時に
部分的に体の力が入らなくしてものを落とすとか。食欲がなくなるとか。そんなことをする。
妻は夫に直接物が言えないが、肉体(この場合夫婦の住んでいる家である)に対しては
ある程度自由が効くのでそこに影響を及ぼす。
彼女は専業主婦のため、家にいる時間が長いのだから影響力が強いのは当たり前である。
だが抵抗虚しくそれらは無視されて人は会社に行ってしまう。
よく人々がいう縁起が悪い、などという現象とよく似ているのに気が付いただろうか。
これは潜在意識の自己主張であることもある。
あるとき妻に限界が来て妻は実家に帰ってしまう。
夫は家のことを何にも知らないが故に家をどうやって運営したらいいかわからない。
当然家である肉体は動けなくなり「鬱」のようになることもある。
一体何の話をしているんだろう。