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風と蝶の出会い1

ほんのり感じるゲルフィンさんの温もりを感じると安心感があって身を任せていると男の襲撃者との戦闘が始まっていた。互いに剣戟が重なりあい、隙あらば私を捕まえようとするが完璧な防御力の如く触れさす事なく相手をかわす。


周囲は私達の光景にざわざわ騒ぎ、憲兵私呼びに行くものいたり怯えやただの野次馬がいたりと喧騒している。


まあー戦闘を止める者などの実力者はいないと思う。


「お前の目的はなんだ!!」


相手の剣戟を弾き問うが男はただ一言だけ。


「彼の方のお力のままに!」


そう呟いた瞬間! 口に何か含み苦しみ出したと思ったときミシミシと軋み出して大きな獣のような異形の存在が姿を現す。


すると周囲のざわめきが悲鳴へと変わり出したとき、立ち尽くして震えるギルバートの姿が視界に入った。


てっきりこの喧騒で逃げてると思っていたが、もしかして恐怖心で動けなかっただけっと思った瞬間!

脳裏にギルバートルートで片目を失うと幼少期の事件に巻き込まれたと語った記憶を思い出した。


もしかしてこのイベント私じゃなくてギルバートが巻き込まれる事件だったり......するのかな?


モンスター出て緊張感ある場面なのに、あらぬ方向で観察してつ私とは裏腹にゲルフィンはうーむとか言っているアルセイヌに対してまったくこの子はと呆れながらも、モンスターへ冷静に思考が働くことに感謝した


先程の咆哮で混乱する状態異常があったからだ。


それにどういうわけかアルセイヌを抱えていると力が強化されてる気がする。

身体も軽く、実力以上のもの出るような不思議な気分があった。


「アルセイヌ、君は何かしたかい?」


へ? と素っ頓狂の声に。

あー無自覚かーとおかしくなる。


「何もしてないよ。」

「ははは、そかそか。だが無意識結構! アルセイヌしっかり捕まっておけ、少々荒業うんでな。」

「はえ?!」


ふうーよゲルフィンさんは一呼吸つくと、双剣を顕現させて右に青を左に赤のオーラを纏わせる!

そして詠唱を唱えると低い体勢を取りスピードが加速していき、ぎゅっとゲルフィンさんの服を掴んだ時にはモンスターが眼前にいて巨大な眼光が私をとらえる。


姿が瞳の中に映った瞬間、モンスターが目を細め......次には首が横に線となり太刀筋の型がでたときにガタンと大きな音が聞こえ首と一緒に倒れた。


ゲルフィンさんはすぐに双剣を消すと私を掴み直し抱える。


「一瞬の滅殺技ですが、上手くいって良かったですよ。」

「......ゲルフィンさん凄すぎ!」

「まあーアルセイヌがいたからこそ出来た技ですかね。」

「へ? どゆこと。」


意味不明なこと言われて私パニックですんですが?


「蝶だ? 青い空色で綺麗。」

「アルセイヌの側にはやはり出るんだな、蝶が。」

「ふむ、なんでだろ?」


ゲーム蝶は出るけれど、それは赤くてどす黒く憎しみの根源でもあった気がする。

嫉妬、妬み憎悪、何事をも憎むような漆黒の......。


ズキっと頭を当てるとなんでそう思うのか? とざわめき始めた。


町並みでのざわめきも落ち着いて憲兵がきたにだろうか?

私とゲルフィンさんに状況説明を聞こうと近づいてきた。

その時だ先程のモンスターが僅かに動き出しガバっと起き上がると憲兵私1人薙ぎ払う。


私とゲルフィンは倒した安堵感で動きが遅れ、大きな拳が私らを襲いダメージを受けるがゲルフィンさんが咄嗟に壁にぶつかりそうな私を庇ってくれた。


壁には衝撃でヒビが割れるが、私を後方へと誘導した。


「油断大敵だったな...俺としては不甲斐ない! アルセイヌここから動くなよ、今後は確実に奴を仕留める!」

「.......背中大丈夫なの?」

「........ふっ...。お前は人のことばっかで困るよ、まあーだからこそ守りたくなるってもんだ。」


ワシワシと頭を撫でて優しい笑顔を向けるゲルフィンさんに困惑しているとクスクスと笑み、大丈夫だから見守ってろと言い駆けて行った。


身軽になったのかゲルフィンさんのスピードは上がり、モンスターへと双剣を顕現させて攻撃するも、ダメージ受けたはずのモンスターはいつのまにか気づいたゲルフィンさん攻撃が弾かれた後に体勢を整える。


「属性の相性が悪いようだな。」


小さな詠唱を変えて唱えたとき双剣の色が変わった。

黄色と緑色なり、黄色は雷撃が舞い、緑色は風の渦巻きが螺旋のようにそれぞれ双剣を纏う。


トントンと足のリズムを取りモンスターへと駆け近づいた瞬間に十字に剣が筋のようになぞり攻撃が通った。


大ダメージ受けたようでモンスターの胸あたりに大きな傷を作るも、ガガガって呻くように軋む音と共にモンスターがゲルフィンさんへ突進する。

そのとき周囲には人が避難していたような感じで鎮まりかえってたのに出店の売り物のカウンターの布から小さな子供が泣き叫びながら出てきた。


「ままーーーーうわーーーん!!」


子供の悲鳴がモンスターの興味を引くに十分で、襲撃対象を子供へと変えようとした。


ゲルフィンさんは舌打ちをして更にスピード私上げモンスターへの攻撃を加えていきつつ、子供への距離を計算していたのか無事に憲兵に子供をすぐに安全に移動させることと、他の人垣の人らの誘導を指示していた。


その様子をみていたのか、冒険者らしい人達がゲルフィンさんの指示に従い子供を退避させて憲兵達がスケットを呼ぶようにと言伝た。


ゲルフィンさんは周囲を確認一呼吸吐くとモンスターへと突進を開始した。蓮撃の素早く双剣で華麗に舞うかの如くモンスターを切り刻みダメージを与えていく。

ほかの冒険者も手助けしようとするも、逆にゲルフィンさんの邪魔になるのではと躊躇している様子見える。


そんな時だった、私はゲルフィンさんが戦っていることへの観察で油断となっていたのか、肩に誰かが触れた感触で側に誰かがいたことに気づくのが遅れた。


だれっ!!?


後方を見ると誘導している街の行商人が立っているのに、気配や周囲を纏うオーラだろうか? どす黒い雰囲気を醸し出していた。


「こんなところにいると危険ですよ、安全なところに移動しませんか?」

「大丈夫です、わたしは.......ここにいます。」

「.......危険だと言っている、さあーーこちらへ!!」


ぐいっと力づくに掴まれて引っ張られたときにズキリと頭に痛み出す! どう......制定式で起きたあの時のように。


怖い...嫌だと!!


身体に恐怖の思念が纏い出すと心が蝕むようになっていき、いっそうの激痛が込み上げてきたときに掴まれている手が弾かれて行商人の男は瞬時に距離を取り驚きの表情を浮かべて、次の瞬間に身体が揺れ動き出し。


「.......邪魔が入る......彼の方のために!!」


ぐひゃあーーー! 叫び声をあげてどす黒い煙とともに渦を巻き変形してモンスターへと変わる。

ゲルフィンさんのモンスターが岩のゴーレムなら、こちらは大きな熊のような2人の頭が生えたモンスターだった。


いやー!! 来ないで!!


叫びと混乱状態で身構えたときだった。

フードを被った人物が空中より舞い降り、まるで羽が生えた鳥のように現れた。



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