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出会いと危機

お使いに対して1人で行かせることを最後まで渋っていたライナリアだったけど、心配ならフォーカス先生が小さな使い魔の鳥私使って追尾して守ってくれるという条件を飲んでくれた。


「絶対に守ってよねーー! 危険なことあったらお父様に言いつけるんだから!!」

「おやおやー何故に君からの信頼度が低のか知りませんが、アルセイヌ嬢を危険には晒しませんよ。グライハイム公とゲルフィン氏を怒らせると怖いですからね。」

「ははは、確かにグライハイム・ローランドといえば氷の貴公子って言われるほど怖いって有名だったねえ。」


確かにゲームでも畏怖の恐怖感あって恐れられるって場面あったかも。でも父親てきにも優しいし家族思いではあるような気がする。


「お父様は優しいですよ。」


私の言葉にフォーカス先生とセーラがキョトンとしてたものの、ライナリアもそうそうと同意するもんだからカナリアがプッと笑い空気を和んでみんなで笑っていた。


「まあー今後のためにも見守ってますんで、アルセイヌ嬢は自由にお使いしてくれたから大丈夫ですよ。」

「うん。ちょっとドキドキするけど頑張ってくる!!」

「アルも一応変装して本来の姿じゃないし、うん。頑張ってね、アル!!」

「じゃあ頼んだよ、抹茶は粉にしてくれるからさ。はい、お金ね。」

「承りました。」


変装してるけど1人歩きはしたことないから探究心で楽しみになってるせいか、思いっきり笑い了承したらセーラさんが一緒驚きつつも頑張んな! って感じで頭を撫でてくれた。


カナリアさんも小さな両手でガッツポーズを見て二ヘラと笑うもんだから、凄く勇気づけられフォーカス先生とライナリアに行って来ますと言ってお店奥から外に出たのだった。


****


お外に出ると思うのがやっぱり自分の視点の低さから見る光景は大きく大人の行き交う場所は賑やかであり冒険に行くみたいだと恐怖よりワクワクが勝っていた。


変装だって完璧だし、大丈夫。

確かカナリアさんが言ってたのは私らが最初にいた出店のとこだよね。


うし、頑張るぞ!


少しずつ人垣を抜けて行くと出店に到着した。


「ここだよね。」


出店からいらっしゃいいらっしゃいと元気な声で呼び込みをしたり接客などで値切る客などかわしたりする光景がある。

歩きながら目的の出店に向かいふらふらと辺りを見回っていると、1ヶ所に武器や調理道具など並べている出店に見たことがある人物が物欲しげというか悩んでる姿があった。


見習い用の騎士服と帯が赤く、髪色は翡翠の緑でオールバッグにあげていて横から見える紫の瞳をしている。


確か攻略対象者のギルバートだっけ?

制定式の時は絡みはなかったけど、王子殿下の後方で待機して表情は無表情になってたような記憶がある。


およ、先が鋭いような小型の剣を掲げて観察し始めてる。

でも少し観察していたものの、ある1ヶ所を見つめた時だった二マリと笑み出店の店主に指摘しつつ、アドバイスをしてる様子だった。


それも的確な感じでオタク的な発言があった。


もしかしてギルバートさんって武器オタク?


ゲームじゃ熱い心を持っていて煌びやかな感じなのに。

剣の威力は微妙さをヒロインに刺激されてたりしてたっけ。武器の詳しい特徴まで述べる描写はなかったけど。


ヒロインのこと相当に好きで引かれたくはなかったんだろうな。だから剣術も鍛えて良い男になったんだろう。


うんうんが努力家ですな。


こくこくと1人納得していると、不意に私の方に影が差した。

グイッと腕を掴まれた瞬間にゾクっと寒気とあの時の恐怖感が過ってバッと後方を見上げると、知らない男が立っていてニヤリと笑っていた。


その瞬間に制定式の司祭の笑顔で連れて行かれる恐怖が身体を支配して後方へと足が動くが腕を掴まれて何か言おうとしてる男にハアハアと息が出て、逃げようとしたけれど足がもつれて過呼吸状態になった時だった。


「俺の姫さんに何をしようとしていた!!」

「....チッ...貴様に用はねえんだよ、離せ!」


スッと目を細めていくゲルフィンさんの瞳は鋭く、視線で人を殺せるほどに強くて背中越しに何か当てている感じがマントの膨らみが状況をわからせている。


男はグッと呻きどこに隠していたのか、ナイフを取り出しゲルフィンさんへと攻撃するも上手くかわして私を素早くそばに寄らせて庇うようにしてくれる。


「すみません遅くなってしまいましたが、逆に良かったみたいですね。しばし窮屈でしょうが抱えさせてもらいますね。」


よっとと言い私を俵抱えに抱き上げられて、男へと向き直る。

私へは安心するような表情を向けてたのに、男には鋭い姿勢と態度に何故かほっとしていた。


だってさっきまであんなに怖かったのに、安心感しかなくなったんだもん。


無意識のうちにゲルフィンさんの服をぎゅっと掴むと小声で私が守りますからと囁いてくれた瞬間、不思議と胸が一番暖かくなっている感じがあった。

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