暖かい思いやり
久しぶりに更新です!気づいたらブックマークついててびっくりです
自分の容姿の対策は基本、お父様に魔法をかけて貰うことで隠蔽の理由を教えてもらえる事で納得できた。
ゲームの画面じゃ、わざと元の色の髪色にしていたのは対抗心からじゃないのかな?
だから他の国から生徒とかは普通の対応だったけど、この国の教師や保護者、生徒が畏怖と軽蔑な眼差しとかしてたのかもしれない。
けして顔の描写はなかったけど、先生などがアルセイヌを呼ぶ文章やボイス的に冷たい印象を覚えたんだね。
「ねえゲルフィンさん。」
「ん? 何ですか?」
「ここの家は私のこと大事に思う人っているのかな、家族以外で?」
「......家族以外ですか。いると答えたら安心するかもしれませんが、どう返事を返せば良いんですかね。」
少々困った感じの態度に、ああーここも安全性は皆無って感じなのかもと察し、この状況よく耐えれたのかなアルセイヌは? と疑問が湧いてしまう。
でも大好きなキャラだからこそ、自分がなっている状況を知って戦わないと、理不尽な環境も出来るだけ負けたくないもん。
「子供で知るべきじゃなくても、そんな人相手いたら傷つく前に知りたい、だから教えて!」
一瞬目を見開き驚いた表情を浮かべてたけど、私のことを考えてくれてるようで少しの沈黙後、はあーち息を吐いているようだった。
「わかりました。少なからず...貴女に対し気味悪く人物はいます。だが...主が近々一斉に調べる予定ですので、御心が傷つく輩は消えると消えると思われます。」
「お父様が?」
「はい、今回の奇襲で身辺調査を強化するとイキイキ...ではなく張り切ってたので。」
優しいお父様の暖かい想いに彼女のことを考えてくれてるんだと思うと嬉しい。
心がポカポカするのは、アルセイヌの想いなんだろうね。
良かったねアルセイヌ。
感じるアルセイヌの嬉しい思いに私も同調して、そっかと呟いたあと自然に口元が笑んでしまう。
ゲルフィンさんは私を見て何故か驚いたようだったけど、今日は朝にお父様とライナリアとの朝食カイがあることを教えてもらい思い出す。
そうだった、昨日お父様から約束されていたんだったことを。
急ぎ用意するとメイドを呼んでくれる。
きてくれたのは声しつから目が覚めた時に聞いた女性だと気づいた。
どうにも昔から側仕えとして働いてくれてるエリカという名前で、アルセイヌのことを気味悪く思わない変わった性質がともなってアルセイヌを世話してくれると記憶にあった。
ゲームじゃ側に常にいて忠実な感じだったけど、スチルでチラッと見えた女性よマッチしていた。
エリカは優しい言葉と仕草で私をスムーズに着替えさせてくれ、髪型も遊び心あるお団子頭にしてくれた。
服も動きやすいワンピース。
可愛い感じで嬉しい、ゲルフィンさんもお似合いですよと言ってくれた。エリカさんもお似合いですと言ったあとに、側にいるので体調悪かったら申してくださいよと心配してくれる言葉をくれる。
エリカさんを見ると優しい笑みを向けてくれて、またポカポカしてくる。
「ありがとうエリカさん。」
「...っ...!! あのアルセイヌ様からお礼と笑顔!! もたいのうございます。」
ん? 何故に口元隠して言うんすか?
何故か萌え貰えた時の私に似てるんだけど。
でも、どっちかといえば初めてお礼言ったのを聞いた反応に似てるっぽい?
そういえばアルセイヌって小さいから心も不安定で魔力も安定してないから他の人には無言貫いてたようなー。
まあ、いっか。うん。
次回をお楽しみに