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行商人マテインの護衛

「た、頼んだ」「へい!毎度ありっす」


丸眼鏡に ののちゃ店入りロゴのマジの入った上着を投げる

まったく意味もなく 背景に白い花びらが舞う

上着なしの白いシャツにチョッキだけの白のタキシード姿 ボサバサの髪も

櫛で整える 何気なキメポーズ

「ふっ」

ちゃんと着飾れば 本当はハンサムなマテイン


「きゃあん 素敵」女の子たち冒険者の嬉しそうな声


「では・・ふふ」

行商人マテインの手にした 小さな魔法のハンマーは大きくなり ハンマーの連続攻撃

彼のお得意ハンマー攻撃が始まった

ドコドコンン!ドーンン!ドコドコドンン!

「グアアアア」「ウキャアアン!」「キイイイ」「キイインン」


「もう一つ おまけっすよおお!」マテイン

「フンギャアア!」「キイイイ!」

背丈5メートルはある蜘蛛型カニ魔人は 岩壁や地面にめり込み 気を失っている


「どうもおお 10匹以上あるカニ魔人の1,2匹ですが

このお値段に 僕の持っている 各種お弁当、飲み物」 


「それにダンジョン内にある宿と販売店『ののちゃ』 人数分 宿泊無料券2枚 温泉付き

それと 本店ののはな亭のお弁当一回分半額券」

手渡すマテイン


「残りのカニ魔人は高級食材ですから どうぞお好きに~

あ、ポイントゲットとドロップアイテムはお忘れなく うふふ」


「あ、ありがとう この高値の値段に 各種サービス 無料券まで・・うう」

「ああ、温泉なんて 久しぶり ずっと水浴びか 大きなタライで身体を・・ううう」

辛い日々に泣きじゃくる冒険者達


ポンポンと優しく冒険者の一人の肩を叩くマテイン


「ああ、泣かないでください 大丈夫っす!

レベルが上がれば もっとステータスの高いモンスターも

倒せます それにダンジョンの奥には高価な魔石 魔法石も沢山っすよ」


テッシュも差し出す マテイン

「大丈夫っすよ 元気だしてくださいね」


「頑張ってください 冒険者を助け育てる為の応援は メイン・ギルド紅花も僕らの店も

含めた者達の義務でもありますから~~~国も大いに期待しているっすよお」


いつの間にか元の『ののちゃ』店のロゴ入りの上着に

丸眼鏡姿のマテインであった


金貨4枚 銀貨70枚に各種サービス券 それに手持ちのお弁当と飲み物の数々

手渡すマテイン


マテインは ふと考えて・・


ののはな亭のお弁当半額券を一枚追加 そっと気がつかれぬように2枚渡す

温泉券は人数分の6枚(6回分)追加して渡す 実は涙もろい 人情派だったり

「応援していますからね 頑張るっす」マテイン


「有難う」「温泉券の追加まで うううっ」


「どういたしてええつす」今日も元気な行商人マテインは立ち去った


「あれえ 襲って来たの12匹だったよね」「一匹足らない どうしてだろう?」

「・・あれ 高価な魔法石が2個ある?」


「どうなっているのだろうか?」

「これ 金貨3枚分の価値があるよ」「そうなの?」「ああ」


もぐもぐとあっという間に ちょっともらってしまったカニ魔人を食べるシャラ姫

「うふ 美味しかった 煮た鍋もいいけど 生の刺身も悪くないわ」シャラ


しかし 相手は まだ苦労が多い

弱小ギルドの初級冒険者のものなので カニ魔人の代価として 魔法石を置いてきた

ちょっと優しい 律儀なシャラではあった


「おやああ シャラ姫ちゃんじゃないですかあ」行商人マテイン

「あら マテイン」「またダンジョンで捕食ですか?」「まあ、そんな処よ」


「ダンジョンでシャラ姫さまを見つけたら ボデイガードするように

リジャさんに言いつかってまっす」にっこりと笑い 手を差し伸べるマテイン


正確には『冒険者達をシャラが襲わない様に』する方が優先だったり


「もうリジャたら 心配性ね うふふ」シャラが微笑する

「じゃあ、いきまっすか 何かご希望は?」マテイン

「美味しいものが食べたいわ」「コットンキャンデイ 綿菓子はいかがです」


その頃 ののはな亭 厨房

くしゅん 厨房でくしゃみをするリジャ


再びダンジョン内

「じゃあ、こちらでいいっすか シャラ姫たん」マテイン

「うん」綿菓子を食べながら答えるシャラ

二人は仲良くダンジョンの中を行く


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