ダンジョン バリスタの素敵なおじさま
それから 再びダンジョンのシャラ姫 機嫌よく散歩中
「あら またしても メイドの魔法少女じゃなかった魔法おじさま?」
近くまで行こうとパタパタと走るシャラ姫
「ふむ ふむ・・」
「・・あの執事の姿は またしても うちの店 ののはな亭の者ね」シャラ
じっと岩陰に隠れ またしても様子を見ているシャラ姫
じっと観察している
「ふむ かなりの高レベル 上位級レベルの叔父様かしら?」
「グレーターアロウ!」魔法の大きな矢が 無数の目を持つ魔獣に撃ち込まれる
「ギャアアオオオウ」魔獣の悲鳴
同じくお化け牛に対しても 二発目のグレーターアロウの攻撃
次々と撃ち込む。
いい感じの渋いおじさまの攻撃! 次にミニゴブリン達の群れへの攻撃
「では 参りますよ ふふ」
「サンダーアロウ!」電気系の魔法の矢が次々と撃ち込まれる
敵を殲滅 正確には まだとどめは さしていない。
「ふう~」軽く息を吐く
「では 冒険者のみなさま お食事の時間でございます」
手を胸元にあて 挨拶する 執事のおじさま
「スープは コトコトと煮こまれた 野菜とお肉入りのミルクシチュー
野菜サラダは 半熟卵とカリカリのベーコンつきレタスにきゅうり等」
コホンと息を一つ
「続きまして
薄切りサーモンときゅうりを挟んだバタートースト
ガーリックライス 持ち帰り用オニギリが12個」
「塩味のパイと言える
ベーコンとほうれん草、ジャガイモ入りミニキッシュ それに同じく中身を海鮮もの
ほたて貝とエビのミニキッシュ」
「焼きそばも一つ」「博多ラーメンも一つ」
皿を並べつつ 言葉を続ける
「次に・・」
「オムライス
ジャガイモがほくほく ムース状にして上に乗せた 牛肉のシエパードパイ」
「デザートは 黒い種を取り除いた 南国パパイヤの果実のレモン汁かけ
情熱のパッションフルーツとマンゴーのアイスクリーム
チーズケーキに 生クリーム添えたザッハトルテ」
「それから お飲み物は 水と緑茶に・・」
「ふふっ・・
私が 選ばれた本当の理由 それこそ・・
熱いコーヒーとチャイでございます!」瞳が強い力を放つ キラリン
「おおお!」期待に満ちた目の冒険者達
何故か スポットライトの光に包まれる 魔法な・・おじさま?
「ふふふ、では・・・」
水でなく 金属製のポットにミルクに 紅茶の葉 グローヴ、シナモン、砂糖を入れて 加熱
ポットから茶葉は出ない仕組み 高々とかかげ 小さな茶器にまるで ひも状のように
チャイが注がれてゆく
次に彼は 引きたてのコーヒー豆を摺り それをバリスタとしての職務を果たす
お湯が上がり コーヒーの粉と交わり
彼は暖かいコーヒーを入れる
最近 店の土日限定『ののはな亭の喫茶』で
バリスタとしても活躍しているのだった。
「ずっとダンジョン暮らしで 多忙で・・」「美味しい」嬉しそうな冒険者たち
「ふふ 喜んで頂き 私どもの店としても 感激です
今後も ののはな亭をよろしくお願いします」
「ああ、これはダンジョン内にある別館『ののちゃ』の割引券人数分の4枚です
宿にも温泉にも ご利用可能です それにデザート、食事の半額券4枚」
「アイスクリーム、杏仁豆腐 人数分の無料券3枚 では失礼いたします」
渋い感じの執事は 転移魔法で姿を消す。
「・・あれ」「どうした?」
「食事の三分の一が無いぞ」『ああ、本当だ』




