愛の苦痛
「ふふ シャラ姫さまは食べ盛りですからね」目隠しの布を巻いたまま リジャは微笑む
小人のコロボックル達も手伝い 食事を並べる
「本日の食事は ジャパン日本風
フクオカ・シテイの名産 鳥の水炊き風 お化け鳥肉を使用
普通の鶏50匹分に相当する量
鶏肉以外に春菊、ほうれん草、水菜、豆腐、白滝などを 水で煮込んだもの
特製大鍋に入れて用意しました
水炊き専用のゆず胡椒 それにカボス汁の入った醤油のつゆでお食べください」
コホンと軽く 息をつなぎ
「オニギリは10個、別に白ご飯が5合分」
そう言ってオニギリを指し示す
「空飛ぶ魚のサーモンのパイ 野菜入り白身魚タラの煮込み4つ」
「焼いたお化け牛、牛肉2キロのチョコソースかけ
アスパラガスとベーコンと半熟卵入りのサラダ
モンスターの生き血のゼリー ベーコンとほうれん草のキッシュ」
「うふふ デザートは?リジャ」愛らしく笑うシャラ姫
ふふっ軽く笑うリジャ
「チーズケーキ5個と苺のショートケーキ5個 チヨコフォンデユ
食用すみれの砂糖漬け
食用すみれの紫ゼリー それにラベンダーアイスです」
「お飲み物は 炭酸の苺ジュース 鶏の生き血、緑茶、チャイです」
いつもの事だが 大宴会並みの量であった
「まあ、本当に美味しかったわ」「え?」きょとんとするリジャ
並べたはずの料理が既に空である
リジャは・・「愛を込め真心を込めて 作りました」の言葉が言えずに 黙ってしまう
ハッとするリジャ
「あ、シャラ姫さま 小人のコロボックルさんの血は吸ってはいけません
俺と違い 普通の人間以下の量しかありませんから
それに食べてもいけません!」
慌てて シャラが手にしていた小人のコロボックルさんを奪う
「・・だ、大丈夫だから」震えて涙ぐむ 新人のコロボックルさん35号を慰めるリジャ
カプ!とりあえず いつものようにリジャの肩に噛みつくシャラ姫
ちぃちちちちゅううううううううう~~~~ん
「痛いです シャラ姫 うううっ」長いエルフに似た耳がピクピクしているリジャ
「リジャ 時に愛って苦痛を伴うものなのよ」「・・そうですか うううっ」涙声のリジャ




