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お仕事てんこ盛り

「シャラ姫ちゃんの部屋の清掃掃除 風呂やトイレも・・」

「・・済んだら 帳簿つけて 明日の分の仕込み」

「ああ、今後のお店の展開の為の話し合い」


俺、経営者じゃないのに どうして メイン・チーフの仕事に

経営まで 何かがおかしい 何故だろう 俺は記憶喪失の旅人だが・・どうしてだろうか・・・

考え事をしながらも 手は休みなく動いている

リジャは 優秀な働き者であった


ついでに不足している血液補充の為のものを口にして 

もぐもぐと食べているようだった


そっとアルが傷口に癒しの魔法をかける「水の精霊 かの者の傷を癒したまえ」

宙に浮かんだ 小さな水の玉が傷口を癒してゆく


「あ、有難うアル」「どういたしまして 一人で仕事が少々多すぎませんか?」

アルがリジャに話しかける

「ああ、俺もそう思う」「シャラ姫様の担当を順番制にするとか・・」


「いや、あの子 シャラ姫様の担当が・・よほど丈夫なものでないと」「はあ」

「たまに石のゴーレムに食事を持っていかせるが・・大抵、粉々に粉砕 破壊される」


「・・・・・」「まあ、いいですけど 無理をして倒れたら 代わりの者がいませんよ」

アルは心配そうに言う 考え込むリジャ

「俺もそれは 心配しているが」

「まあ、急がなくてもいいですから 考えてください」アルに言われ考え込むリジャ


トコトコ ワゴンで食事を運びながら 廊下を歩くリジャ

「・・どうしたものかな」リジャの独り言


「シャラ姫さま 食事ですよ」

とにかく食事を持っていくと シャラは すやすやとお眠であった


保温の魔法を料理にかけて また寝巻に御着替えをさせてから お部屋掃除は後回し トイレ、お風呂の掃除をして退出



店の今後についての話し合いが始まる

「え~ お客様からのご要望で また喫茶を再開してほしいとの事です」


「・・・今は 戦闘ヘルプとお弁当、ダンジョンの店兼宿で 十分儲かっている

従業員が足りないくらいだ」

「だが 喫茶も悪くはない 土日限定で やってみるのも悪くないとは思う

その為には 後少し 従業員を増やさないと」リジャ


「メイン・ギルド紅花から こちらの戦闘ヘルプが優秀なので

手伝いを寄越してほしいそうです 要望というより 強制に近い連絡が来ています」


「・・どうしたものかな まあ、店長代表が吸血鬼のシャラ姫だから

いろいろと融通してもらっているから はあ~」


「冒険者学校から 人が来るはずだが?」「少し遅れていますね リジャさん」

ため息をつくリジャ

「慣れるまで研修もさせないと」「ですね~」

「誰か優秀な冒険者も引き抜くのもいいが・・」「はい そうですね」


「新しい店長の事だが 

ずっとのびのびになっている 俺もコックの方に専念したいが・・」


「リジャさん 貴方が頼りです」「そうです」「帳簿管理はあなたの天職の一つです」「店長も」

「当然 料理の腕も天職ですね」


「・・・毎回 俺、シャラ姫に血を吸われているが そろそろ身体も」

「頑張ってください 特製栄養ドリンクの材料も注文していますから」「こら!」

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