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夜の女王の娘

当然、桜は、二人っきりの時に、サクラママを責めた。


サクラママ「あなたは、まだ子供なの、大人になれば、わかる日がくるわ。女は、子供を産みたい男、ぶら下がる男、○○○で私を満足させてくれる男が、それぞれ必要なの」



またある日。

本当の父親にあってしまった。

実父「はぁ、俺のいうとうりにできないだと」

18才ぐらいに、それ以下かもしれない女の子に殴る蹴る。

女の子「やめて、いう通りにするから」

実父「さっさと、その身体で稼いでこい」


桜は、その場から逃げ出した。



それから半年が過ぎ。

桜、初潮。

あわてて、ナプキンを開封して、トイレへ。


トイレから出ると、そこには、戸籍上の父親が、あわてて放り出したナプキンのパックを見られた。



手術室

桜「13……………」




桜「……」

アマ色の髪の看護師「目が覚めましたか?」

ほどけば、腰の辺りまできそうな長いきれいなアマ色の髪をおだんごにした看護師がいた。

手術は、終わっていて病室というより、ベッドが置いてあるだけの部屋だった。



愛と、喜多は、第一社宅へ戻った。

入口で、秘書に、一階の大部屋にいくように言われた。

大部屋にポツンと置かれたテーブルを囲んで、CEOと、サクラママが椅子に座っていた。


愛と、喜多を見ると。

サクラママ「あなた、うちの娘を何処へやったんです」

喜多「桜様は、急きょ入院されました」

サクラママ「何処の病院なんです?」

喜多「言えません」

闇医者なので言えるわけがなかった。

喜多「あなたこそ、多感な年頃の娘に、心に深い傷を負わせるようなことを言いましたよね」

サクラママは、顔色が変わり黙ってしまった。

喜多「桜様本人は、直って退院したら家に帰ると言ってました。帰るのを信じて待ったらどうです?」

サクラママは、第一社宅を後にした。



CEO「桜ちゃんは、本当はどうなっている」

喜多「迷いの中、とてもつらい決断をしました。私は、どんなことをしてでも、とめるべきだったかもしれません」

CEOは、喜多から、一部始終を聞いた。



桜、退院?

アマ色の髪の看護師「お大事に」

重い足取りで家路へ。


そこへ。

桜の戸籍上の父親「桜」

帰ると決めたのだ逃げるわけにはいかない。

桜の戸籍上の父親「帰る前に話をしないか?」


そしてよったのは、あのカフェだった。

店長「いらっしゃいませ」

桜の戸籍上の父親「コーヒー」

桜「同じものを」

店長「かしこま」


店長「……日替わりブレンドコーヒーになります。クリームになります」


桜「お父さん…」

桜は、戸籍上の父親には、手術のことを話した。

桜の戸籍上の父親は、号泣した。

店長「……コーヒーのおかわりいかがですか」


桜の戸籍上の父親「おまえは、そこまで絶望し、将来の全ての可能性を希望を諦めたのか」

桜「はい」

否定しなかった。


桜の戸籍上の父親「楓(桜の姉)は、利発で優しく、なにより私になついてくれた」

桜の戸籍上の父親「いつしか、私は、赦されるなら母さんと別れて、楓を奥さんにしたいと思うようになっていた」

桜の戸籍上の父親「楓は、あくまでも私を父親としてしたっていたに過ぎないのに、楓に輝く瞳で見つめられると、私は、引かれていった」

桜の戸籍上の父親「楓は、血をわけた娘。それは赦されないと自分を押さえてきた」


桜の戸籍上の父親「だが、許されるなら一生知りたくなかった現実を知ってしまった」

桜の戸籍上の父親「タガが外れたというより。全てが偽り、騙されていたんだ、楓も、お前も汚いものに見えてきた。二律背反な愛憎のなか、赦されないひどいことをしようとしてしまった」


桜の戸籍上の父親「憎みたければ、いくらでも憎んでくれ。楓のこと、桜のこと、この事は、一生この背中に十字架として背負う」

アマ色の髪の看護師の元ネタは、某巨匠の「りぼんの騎士」からです( =^ω^)

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