表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界酒場小話集  作者: 愛組
8/345

小話④盗賊団と衛兵団

今度は一体、どんな騒動が?!

 貿易都市にある、とある酒場。

 ここには、酒も料理もうまいと評判で、多くの人々で賑わう。

 勿論、オフの衛兵もいれば冒険者も。それだけ色々な職種の者が集まる場所には、自然と騒動も起こる。


「おい、マスター! 邪魔するぞ!」


 白昼堂々現れたのは、最近、世間を賑わす盗賊団。昼も夜も関係なく活動する彼らは、立派なお尋ね者だ。衛兵に追われるも、するりと追ってをかわし、逃げ続けている。その姿に、酒場でくつろいでいた非番の衛兵達が、わずかに警戒心を向けた。

 しかし、盗賊団が反発して何をしでかすかわからない。しばらく様子を見ることにする。盗賊団達は、ニヤニヤ笑みを浮かべ。テーブル席に座った。


 それから1時間後。

「マスター、失礼する」

 そこへ、衛兵の一団が店にやってきた。

「ここに、盗賊団はきていないか……」

 質問を投げかけて、隊長格の1人があるテーブルに目を止める。そこには、顔を赤らめ酒や料理をかっ喰らう、盗賊団の姿。雰囲気の変化に気づいた、盗賊団の団長。彼と隊長の視線が向き合う。


「!?」

「!?」


 盗賊団、衛兵団。

 追われる側、追う側両陣営が偶然にも、間抜けにも出会ったのだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ