蓮の守護者の探偵
詩音は「うん」と答え
「そう言えば樹が夏月君が東京へ行ったって話してた」
と告げた。
「夕矢君も夏月君も樹もみんな将来の道決めているんだよね」
私もお母さんとお父さんの側にいてこれからのこと考えるようになった
「夕矢君と出会うまでは将来よりずっとお兄さんのこと恨むのに必死だったから」
夕矢は「うん」と相槌を打ちながら
「あのさ、俺は元々兄貴に付いていきたくて東京を出て偶々この道があったんだ」
春彦さんもきっと松野宮さんと出会うという偶然の中で探偵を見つけたんだと思う
「途中までSEになるって決めてて探偵になるって決めるまでは色々迷ってたみたいだけど」
だから
「詩音ちゃんも詩音ちゃんのペースで探していけば見つかると思う」
やりたいと思うことをやっていけばいいと思う
と告げた。
詩音は頷いて
「うん、私も何か初めて見る」
取り敢えずは家で出来ることから
「お父さんが家にいるんだから習い事したらどうだって言ってたから」
と告げた。
夕矢は驚いて
「習い事?」
と聞いた。
詩音は小さく笑って
「うん、でも護身術とかとは違うよ」
お父さんは舞いとか琴とかそう言うの言ってくれてるの
と告げた。
夕矢は「おお」と驚き
「俺、詩音ちゃんが舞ってるのとか見てみたい」
良く分からないけど
と告げた。
詩音は笑って
「いいよ、今度会った時には何か舞えるようにしとく」
楽しみにしてて
と告げた。
夕矢は頷いて
「うん、すっげぇ楽しみにしてる」
と言い
「焦らずに詩音ちゃんのペースで頑張って」
と告げた。
詩音は頷いて
「うん、夕矢君も頑張って」
と言うと携帯を切った。
夕矢はベッドに身体を投げ出した。
「詩音ちゃんが舞いか…すっげぇな」
俺も頑張らないと
言って、目を閉じかけて着信音に目を向けた。
芒野尊であった
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




