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ステンドグラスの鳳凰
夕矢はそう呟き着替えると布団の中に入った。
翌日、夕矢は剛士の運転で譲に連れられて国分家へと向かった。
北海道の神威家もそうだったのだが、大きく豪華である。
国分家はまさに城のような洋館である。
夕矢は車から降りて建物を見上げると
「おお、凄い」
と呟いた。
その時、扉が開き執事が姿を見せた。
「お待ちしておりました」
国分家の当主であられる
「国分幸村さまがお待ちです」
どうぞ
そう言って三人を中へと誘った。
夕矢は夕弦の後に付いて歩きながら周囲を見回した。
扉を潜ると広々としたエントランスホールがあり正面に二階へと上がる階段があった。
その階段を登った正面にステンドグラスがありエントランスホールの中央に光の絵を描いていた。
剛士はそれを見ると
「これは凄いな」
美しいな
と呟いた。
夕矢も同じステンドグラスを見て
「確かに綺麗だよな」
パズルみたいだ
と呟いた。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




