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フォトリーズニング  作者: 如月いさみ


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73/123

ステンドグラスの鳳凰

夕矢は通話を切ると

「みんな、悩んでいるんだなぁ」

とぼやいた。


そして、三嶋悟に電話を入れると今の仕事を続ける上で大学の何学部に行けば良いかを問いかけた。


悟はそれに

「う~ん、やはり美術に関しての歴史とか知識を深めない事にはなぁ」

と言い

「例えば美大の美術史学科とか専門の大学でなければ人文学の文化科学専攻かなぁ」

と告げた。


夕矢は「美大」と呟くと沈黙を広げた。

「…俺、絵は人並程度だけど」

あとは人文の文化科学か


悟は頷いて

「そうだな」

夕矢君はどの辺りの大学に行くつもりなんだ?

「東京か?」

と聞いた。


夕矢は頷いて

「俺はそう思ってるけど」

と告げた。

「ただ、今やっていることが目処ついてからだから一年か二年は遅れると思う」

でもちゃんと大学へ行って勉強はしたいんだ

「三嶋さんに教えてもらった知識を深めるためにも」


悟は笑みを深め

「そうか」

それは嬉しい

と言うと

「東京だったら調べて候補の大学を知らせる」

東京美大とか東都大学とか

「他にもあるからな」

と告げた。


夕矢は頷いて

「ありがとう、三嶋さん」

宜しくお願いします

と答えた。


夕矢は話を終えると応答を切り、窓の外を見た。

仙台の夜景が広がり空には月が浮かんでいる。


北海道から青森、そして仙台。

これからもまだまだ色々な土地へと行く。


「東京を出るまでこんな生活になるなんて考えていなかったよな」

けど

「後悔もないし、あの時はただ兄貴において行かれたくないだけだったけど良かった」


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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