夏の始まりに
8月1日の予定であった。
津洗へ行く予定である。
が、しかし…すでに三日経っていた。
東雲夕矢はパンフレットを手に小さく震えていた。
「え?明日からのホテル…ル、ルフランリゾートって…兄貴…大丈夫なのか?」
ホテルがグレードアップしてる
それに東雲夕弦は平然と
「大丈夫だ」
お前は楽しむことだけを考えてくれ
と告げた。
「17日まで泊るから色々できるぞ」
兄貴!日にちまで伸びてるぞ!!と、夕矢は心で悲鳴を上げるとピーンとネジが飛んだように
「わ、かた」
とロボットのようにカクカクと頷いた。
贅沢過ぎる話に心が砕けた。
まさにそう言う感じである。
夕矢は旅の情報誌である旅っこるるを受け取り、これまたロボットのようにカクカクと自室へと戻った。
当初の予定では8月1日からマリーナ津洗で一泊二日だった。
それが突然『4日からルフランリゾート津洗に二週間』と言われたのだ。
ルフランリゾートと言えば超一流のホテルである。
そこで二週間とは。
夕矢は旅っこるるを見ながら
「凄いよなぁ」
と呟き
「…帰ったら家が無くなってた、なんてことにならないよな、大丈夫だよな」
と震えた。
外ではせみが大合唱をして夏の熱さを音で知らせていた。
その日の午後。
夕矢は親友たちと落ち合ったのである。
写真推理 フォトリーズニング
自称写真探索隊…である芒野尊に桔梗貢に三つ葉冴姫、そして、夕矢は千住駅の直ぐ側にある本屋へと姿を見せていた。
本屋は駅のロータリーを囲むように立っている千住ショッピングモールの一角にありそれなりの種類の本が揃っていた。
夕矢は本屋の前で待っていた三人と合流すると
「それで三つ葉が本を買うのか?」
と問いかけた。
待ち合わせ場所が本屋の理由などそれくらいしか想像できない。
冴姫はそれにニヒヒと笑うと
「聞いたわよ」
東雲君、夏月先生の推理モノ読もうと思ったんでしょ?
「貢が言ってた」
日にちが伸びて良かった
「一気に済むわ」
と告げた。
夕矢はちらりと貢を見た。
貢は下の方で両手を合わせて
「ごめん」
と表情で謝罪していたのである。
尊は「俺は言わなかった」と安堵の息を吐きだしながら
「夕矢、良かったな」
とおざなりの言葉を投げかけた。
が、しかし。
冴姫は尊と貢を見ると
「あ、二人にも夏月先生の本をプレゼントするから選んでね」
と付け加えたのである。
「写真のお礼とお見舞いに来てくれたお礼だから三人一緒よ」
感想は原稿用紙5枚で良いわ
…。
…。
尊は呆然とした間の後に
「宿題を増やすなよ!」
と叫んだ。
貢は冷静に
「…大丈夫、最初のページとあとがき読んで書けるよ」
感想だけなら
「俺はちゃんと読むけどね」
と告げた。
夕矢は脱力した笑いを零しながら
「まあ、俺は津洗で読んでくる」
と言い
「店の前で立ち話も邪魔だし…入ろうぜ」
と中へと誘った。
「4日出発になったからちょうど良かった」
尊はそれに
「それで一泊二日?」
と聞いた。
夕矢は首を振ると
「17日までだって」
と答えた。
貢は驚くと
「ええ!?二週間!?」
凄いよ
「でも俺も6日から三泊四日で行くから向こうで会おうよ」
と告げた。
尊はあっさり
「俺は津洗のホテル泊る所でもう凄いと思ってる」
と肩を竦めて呟いた。
冴姫もまた
「私はこの前津洗に行ったから今年はノンビリ家で本読んで夏季講習受ける」
盲腸で休んでたし
と答えた。
夕矢は「そっか」と答え
「尊も三つ葉もお土産買ってくるから期待して待っててくれ」
と告げた。
貢も手を上げると
「あー、俺も俺も」
と告げた。
夕矢は貢を見ると
「じゃあ、一緒に買おうぜ」
それからマリーナ津洗じゃなくてルフランリゾート津洗になったんだ
と告げた。
貢は目を見開くと
「マジ?」
と告げた。
夕矢は頷き
「うん」
と答えた。
貢はハァと息を吐きだすと
「東雲ん家本当は凄い富豪だとか?」
俺もルフランリゾートに泊まるけど二週間はなぁ
と呟いた。
夕矢は少し視線を落とすと
「…俺も経緯はわからないんだ」
と言い
「ただ、この話は末枯野のおじさんが持ってきた話だと思ってる」
と告げた。
「だから、少し不安だったのは不安だったんだけど…桔梗が来てくれるの凄く助かる」
貢は笑むと
「そうか、でも折角の津洗だし楽しもうよ」
色々な店あるから一緒に回ろう
と告げた。
尊は両手を合わせると
「初体験の夕矢を頼むぞ、桔梗」
と告げた。
冴姫は話が纏まったと感じると
「それで、そろそろ夏月先生の本を選んでもらえるかな?」
一人一冊ずつね
と促した。
今日集まった本題である。
彼女は笑顔で
「好きなのどうぞ!」
夏月先生限定!
と手を広げた。
その瞬間に背後で小さな声が響いた。
「きゃっ」
彼女の広げた手が当たりかけたのである。
冴姫も貢も尊も夕矢も慌てて
「「「「すみません」」」」
と頭をペコペコ下げた。
女性は二人連れで当たりかけた女性が困ったように笑い
「いいわよ」
夏月君のかなりのファンみたいだし
「でも、周りには気を付けてね」
とくすくすと笑った。
夏月君…とは普通は呼ばない。
冴姫はガッと顔を上げると
「その、もしかして夏月先生とお知り合いですか?」
と凝視した。
女性は少し考えながら隣の女性を見て
「夏月君は覚えていないかもしれないけど…私たち高三の時に同じクラスだったの」
と告げた。
冴姫は顔を輝かせると
「ふぉおおおお」
と声を上げた。
夕矢は女性を見ると
「…高三って言うと」
と心の中で呟いた。
兄の夕弦も一緒だったかもしれない。
尊は夕矢を左ひじで小突くと
「確か、お前の兄も一緒だったとか違ったとか言ってなかったか?」
と耳元でぼそぼそと呟いた。
夕矢は困ったように
「あ、いや…高校三年だったかは…でも…友達だったのは友達だったと思う」
写真あったし
と煮え切らない言葉を返した。
今は全く付き合っていないのだ。
でも。
『二人で弓を成すと名前をご両親が付けたと俺は聞いたことがある』と名前の由来まで知っていた。
尊は戸惑う夕矢の顔を見て小さく息をつくと
「おねーさん方、こいつの兄も一緒だったと思うけど東雲って言うんだけど」
と夕矢を指した。
女性は夕矢を見ると
「…もしかして、東雲君の弟?」
東雲夕弦!
「似てるねー」
覚えてる覚えてる
「なんせ、東都付属で有名5人組の一人だったんだもん」
同じクラスでどれだけ目の保養が出来ていたか
とハァんと呟いた。
隣の女性もケタケタ笑いながら
「他のクラスの女子の羨望の的だったよね」
と告げた。
夕矢は目を見開くと
「あの、その5人って…夏月先生と兄貴と末枯野のおじさんと…」
と問いかけた。
女性は頷き
「そうそう、あと白露君と津村君の5人」
モテモテだったんだけど
「夏月君はもう朧さんとできたし…東雲君も白露君も彼女の事好きだったからね」
こう言っちゃなんだけど
「確かに朧さんは綺麗な子だったし」
とハァと溜息を零した。
隣の女性も頷きながら
「そうそう、東雲君って頭も良かったし顔も良かったからそれなりにモテてたんだけど…とっつきにくいというか本心が見えない感じ?だったからモテてはいたけど表沙汰にならないモテ方してたね」
と告げた。
「夏月君は公にモテてたけど彼の場合は朧さん以外アウトオブ眼中だったから…写真だけが出回ってた」
尊も貢も「「すっげぇ高校時代だ。俺達とは違う」」と内心叫んだ。
女性は腕を組むと
「でも、夏休みを境に白露君と東雲君は出てこなくなったね」
と呟いた。
夕矢は目を見開くと
「あの、それって何かあったんですか?」
と聞いた。
あの写真。
兄が伏せたままの写真。
末枯野ですら何も言おうとしなかった…何か。
女性は考えながら
「う~ん、言っていいのか悪いのか」
噂が出回ってて
「本当のところは分からないんだけど…でも二学期に入って直ぐだったかなぁ…夏月君が突然教室で倒れて夏の間に激やせしてて…ずっと末枯野君と津村君が付きっ切りだったんで噂が信ぴょう性もったんだけど」
東雲君がね朧さんと駆け落ちしたって話
「夏月君の恋人を横取りしたって凄く流れてた」
と困ったように告げた。
隣の女性が慌てて
「それ、本当だったみたいよ」
写真出回ってたし
と言い
「もう9年前だし…消えちゃったかもだけど…」
と携帯を取り出して画面を弄った。
暫くして彼女は画面を見せると
「残ってた!駅で朧さんと東雲君が手を握って列車に乗ろうとしたところを男の人たちが連れて行こうとしているところ」
そうそう学校の裏サイトで載ってたんだよね
「更新は止まってるけど…歴代ハンサム一覧とかあるからもしかしてまだ見ている人いたとか」
と告げた。
そこには確かに兄の夕弦が鞄を持った女性と列車に乗ろうとしているところが写っている。
背広姿の男性が二人に近付く姿もバッチリ写っていた。
…。
…。
兄が夏月先生の恋人を横取りして駆け落ち。
夕矢は驚愕のあまりへなへなと座りかけた。
が、それを尊が慌てて
「…落ち着け、夕矢」
確かにすげー衝撃だけど
「落ち着け」
と支えた。
女性も慌てて
「あー、でもでも、あくまで噂だからね」
だって夏休み以降は東雲君と白露君以外にも朧さんも出てこなくなったし
「でもその直ぐあとだったかなぁ白露君と朧さんが結婚したって話で聞いたから」
と告げた。
「なんか、わけわかめな出来事だったよねー」
それ以来5人が揃わなくなったし
隣の女性も慌ててうんうんと頷いた。
彼女は蒼白になる夕矢を慰めるように
「でも、東雲君って本心見えなさそうだけど…朧さんの事は冗談とかじゃなくて本当に好きだったと思うよ」
一途だったんじゃないかな
と告げた。
「彼って頭良かったから時々6人で勉強してた時に朧さんに教えていた時の表情はねぇ」
凄く好きだったんだろうなぁって感じるものがあったし
夕矢はハァと息を吐きだし自分を落ちつかせた。
女性も携帯を取り出すと
「今はどうなったか分からないけど…ほら、こんなに仲良かったんだから」
と5人が教室の椅子や机に座って輪になり笑いながら話している姿が写っていた。
隣の女性はぷぷっと笑い
「もうね、写真は凄く出回ってたよね。アイドルくらいにね」
目の保養になるし
と告げた。
夕矢は彼女の携帯に目を向けて
「あの、先の写真…もう一度見せてもらえますか?」
いや
「ちょっと撮らせてください」
と息を吸い込んで告げた。
彼女は戸惑いながら
「…その、本当に噂だったしこれもどうなのかって、ねぇ」
と女性を見た。
夕矢は写真を撮ると
「大丈夫です」
と言い
「あの、俺…兄貴のことあまり知らなかったので知ることができて良かったです」
と頭を下げた。
冴姫も話にドキドキしながら言葉を発しなかったが
「だよね、今、東雲君のお兄さんはその女性と一緒じゃないし」
夏月先生だってね…ほら…
と告げた。
それに、とチラリと三人を見た。
そう、夏月直彦には子供がいるのだ。
その子供が誰との子かは分からないが…その後に彼が他の女性と恋をしてできた子供かも知れない。
過去は過去なのだ。
女性たちも頷き
「そうよね、もう9年も前の話だし」
と言い
「じゃあ、彼の応援してね」
と手を振って立ち去った。
夕矢は携帯で写した写真を見つめ立ち尽くしていた。
尊と貢と冴姫はその姿に心配そうに声をかけた。
「夕矢、大丈夫か?そんな衝撃写真消した方がいいぜ」
「そうそう、夏月先生も今は子供もいるし」
「貢の言う通りよ、それより、本を探そう」
夕矢は冷静に戻り
「先は衝撃で冷静に見れなかったけど…でも、この写真…何か違和感がある」
と言い
「後で落ち着いてからゆっくり見てみる」
と告げた。
そして、心配そうに見ている三人に
「本探そうぜ」
夏月先生の推理モノな
と笑顔で告げた。
三人も安堵の息を吐きだし大きく頷いた。
貢とは彼が津洗に来る6日に会う約束を取り交わして、それぞれ本を選んで帰宅の途についた。
空は夕焼けが染め始めている。
そこに巨大な入道雲が浮かび押し迫るように広がっていた。
夕矢は家に帰るとテレビを見ていた兄の夕弦を見て、今日であった女性たちの言葉を思い出した。
『東雲君って本心見えなさそうだけど…朧さんの事は本当に好きだったと思うよ』
『凄く好きだったんだろうなぁって感じるものがあったし』
9年前に両親が死んでから…いや、それ以前でも自分が兄の夕弦の事を深く深く知っている訳ではないことは分かっていた。
だから、兄が恋をしていたとしても。
だから、兄が誰かを愛していたとしても。
自分は知らないのだ。
夕矢は暫く立ち尽くして見つめ、不思議そうに振り返った夕弦に
「あのさ、兄貴」
と声をかけた。
「もし、兄貴に大好きな人がいて結婚したいと思っているなら…俺に遠慮しないでしていいぜ」
夕弦は瞬きして夕矢を見つめた。
「?急に何の話だ?」
夕矢は俯くと
「俺さ、お父さんとお母さんが死んでから兄貴におんぶにだっこだっただろ。今もだけどさ」
もしかして
「兄貴に…好きな人がいて…俺のせいでその人と結婚できないでいたらと思って」
と呟いた。
夕弦はハッと呆れたように息を吐きだし
「…急に何の話かと思ったら」
余計な心配だ
「そんな相手はいない」
と返した。
「お前こそ、三つ葉さんか…彼女とどうなんだ?」
夕矢は慌てて
「三つ葉はちげーよ」
と答え
「三つ葉は桔梗と…だからな」
と胸を張って答えた。
張るところではないが、思わず張らずにはいられなかったのだ。
夕弦は笑いながら
「そういうことだから、お前はいらない心配をしてないで津洗で遊ぶことと将来の事でも考えておくんだな」
とテレビに視線を戻した。
夕矢は頷き
「うん」
桔梗が6日に同じホテル泊るから一緒に遊ぼうって約束してる
と答えた。
テレビでは九州のテレビ局で起きた事件が流れていた。
『昨夜11時ごろ九州コミュニティー放送局の社員金森雅夫氏が後頭部を強打され意識不明の状態で発見されました。同氏は打ち合わせの最中に呼び出されそこで被害にあったという事です』
女性アナウンサーの声と共に局内の事務室の様子が映し出されていた。
夕弦はそれを見ながら
「打ち合わせの最中か…同じ局内なら分かるだろってところだな」
とぼやいた。
夕矢は画面を見ながら
「へー、犯人は同じ会社の人だったんだ」
と呟き
「怖いよなぁ」
と言い画面を見つめ「ん?」と小さくつぶやいた。
事務室は意外と狭く四つの机が二列に向かい合ってあるだけであった。
その他には放送の予定表に行動表が張っているファイル棚が二つ壁に並んであるだけであった。
夕弦は夕矢を見ると
「どうした?」
と聞いた。
夕矢は頭を傾げながら
「事件当時のまま?日付が昨日のままになってる」
と聞いた。
夕弦は画面を見て
「そうだろうな」
鑑識の姿も写っているからな
と告げた。
夕矢は「そうなんだ」と呟き
「ちゃんとしてない人が多いんだな」
と呟いた。
夕弦は「は?」と疑問符を飛ばした。
夕矢は画面を指差し
「なぁ、予定表に12日から14日に千葉・津洗って書いてあるけど、もしかして撮影に来るのかな?」
と問いかけた。
夕弦は画面を見て予定表のところに書かれた文字に
「あ、ああ…そうだな。相変わらず、よく見ているな」
と呟いた。
夕矢はほぉおと声を零しながら
「テレビに写ったらどうしよう」
ちょっといい服持っていこうかなぁ
と部屋へと入った。
明日の出発の準備を整え、夕矢は携帯を開いた。
今日撮らせてもらった兄と朧という女性の駅での写真である。
夕矢はそれを見つめ
「やっぱり変だよな」
と呟いた。
何が変なのか。
だが、違和感がある。
「これって本当に兄貴がこの朧さんと駆け落ちするところなのか?」
夕矢は暫く見つめ不意に目を見開くと
「…荷物…」
と呟いた。
「朧さんは荷物を持ってるのに兄貴は荷物を持ってない」
駆け落ちをするなら両方が鞄を持っているはずである。
その証拠に彼女は少し大きめの鞄を持っている。
その意味。
「もしかして、駆け落ちしようとしていたのは…朧さんだけなんじゃないのか?」
誰かと。
『夏月君はもう朧さんとできたし』
夏月直彦と共に写っていた少女も年齢で言えば10歳前後だ。
夕矢は写真を見つめ
「まさ、か」
と手を震わせると息を飲みこんだ。
「これって、朧さんって人と夏月先生が駆け落ちしようとしていたのを兄貴が止めたってことなのか?」
でも
「電車に乗ろうとしているようにも見えるし」
でも
「駆け落ち最中に兄貴がいる意味もわからない」
ただ一つ言えることはこれが朧という女性と夏月直彦との駆け落ちならば理由は一つである。
「朧さんの妊娠だよな」
『夏月君が突然教室で倒れて夏の間に激やせしてて』
『お父さんには聞けないって言ってた』
『直ぐあとに白露君と朧さんが結婚した』
その言葉が示すものは駆け落ちの失敗であることは間違いない。
伏せられた写真。
夏休みを境にバラバラになった6人。
兄が苦しむ原因は…恐らくこの写真にあるのだろう。
夕矢は行きついた答えに息を吐きだし自分を落ち着かせようと窓の外を見つめた。
兄は9年間今もずっと苦しみ続けているのだろう。
伏せた写真を捨てるでもなく。
伏せたまま目に着くところに置いている。
「兄貴のためにどうしたらいいんだろ」
両親が死んでからずっとずっと自分との生活のために大学も未来も諦めてきた兄。
その兄のために何かしたかったのである。
しかし、答えは見つからずただ今は彼の目に夕闇の雷雲に沈む町が映るだけであった。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。