思わぬ場所の光
バスは発車し17分程で砧中学下に到着した。
そこから砧中学の方へ5分程歩くと東京白露美術館にたどり着く。
門を潜ると彫刻などが飾られ、美術館の中では洋画が展示されている。
そして、中庭に池がありそこにも彫刻などが飾られていた。
尊は池と建物を見ると
「確かに建物はクリソだけどさぁ」
池に彫刻はねーだろ
と腕を組んでフンッと息を吐き出した。
「俺だけがせこいかと思ったら」
三つ葉ぁ
冴姫は笑顔で
「でも、無かったらそっくりだと思わない?」
と告げた。
貢はハァ~と溜息を零した。
夕矢はハハッと笑った。
「けど、ここレストランもあるし食事して美術館見てみないか?」
と告げた。
「せっかくだし」
それに全員が頷いて併設のレストランへと向かった。
ちょうど正午である。
食事を取りながら尊が
「なぁ、ついでに旧鹿楼館にも行かないか?」
と告げた。
「北見駅からだったら20分程でいけるし」
ほら
「神奈川公園だけは一日かかるだろ?」
それに冴姫が「確かにそうね」と答えた。
「他はいけないものね」
貢も頷いた。
夕矢も「そうだな」と告げた。
その後、4人は食事を終えると美術館を見て回り、バスで喜多見駅へと出ると電車で代々木上原へ行き、乗り換えて代々木公園へと到着した。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。