思わぬ場所の光
その話を帰宅すると夕弦と剛士に伝えたのである。
二人は夕矢の頭を強く優しく撫でて、夕弦は
「夕矢、彼女はお前がいたからきっと変わることが出来たんだ」
お前はお前らしく道を選んで進んでいけ
「俺はいつでもお前を応援しているからな」
と言い、剛士も
「そうだ、夕矢君」
夕矢君も必要な時は何時でも俺達に頼った良いんだからな
と笑顔を見せた。
夕矢は泣きそうになるのを堪えながら大きく頷いた。
翌日、尊と貢と冴姫に会うと詩音が九州へ帰ったことを伝えた。
尊は何かを察したらしく
「そうか、けどさ」
何処にいたって直ぐに行ける時代なんだ
「会いたくなったら会いに行けよ」
と笑顔を見せた。
貢も頷いて
「そうだよ、必要なら俺達だって力になるからさ」
と告げた。
冴姫も夕矢の背中を叩いて
「元気だして」
詩音ちゃんももう私たちの写真探検隊の仲間なんだよ
「だから、私たちも力になるから」
と告げた。
夕矢は「すっげ嬉しい」というと
「ありがとうな」
俺、本当にいい友達もってるよな
「ありがとう」
と答えた。
尊はにっこり笑い
「よ~し、詩音ちゃんの分も頑張って見つけるぞ!」
と腕を上げた。
それに全員が「おー」と腕を上げた。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




