思わぬ場所の光
夕矢は彼らを見ると
「じゃあ、俺は5ページまでチェックする」
詩音ちゃんは6から10な
「尊は11から15な」
貢が16から20で冴姫は21から25まで
「とりあえずはそこまでのモノを拾い出して調べる候補を決めよう」
ダメだったらその続きを調べたらいいから
と告げた。
それに全員が頷いた。
旧古河庭園や旧田中家住宅など幾つかのヒットがあった。
その写真をチェックして建物が似ていないものは全て外して、似ていても前に調べたものも除外した。
その中で見つかったのは三か所であった。
夕矢は印刷されたそれらを見て
「東京白露美術館、それから旧鹿楼館に二子バラ園でー…尊…」
と尊を見た。
「ここどこ?」
尊はう~んと考えながら
「写真を提供しているのは高島水際公園なんだけど…ほら、遠目だけど似てないか?」
と言い
「俺だけそう言う雰囲気のところがないってさぁー何かな」
とヘヘッと笑った。
夕矢は腕を組み
「確かに、似ていると言えば似てるけど…けど、いいや」
候補に入れようか
と笑顔を見せた。
「全部で4か所だな」
まず地図を出そうか
言って、4枚の地図を出した。
それを見て夕矢は
「先ず二子バラ園と東京白露美術館が近いから此処から行こうか」
それから旧鹿楼館
「最後に高島水際公園で良いよな」
と告げた。
尊はハハッと笑って
「ああ、高島水際公園は遊ぶつもりで行こうぜ」
と告げた。
「横浜だし海が近いし」
全員が笑って頷いた。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。