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フォトリーズニング  作者: 如月いさみ


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109/123

夏休み 宝石のメッセージ

夕矢は受け取り

「え?俺にですか?」

と聞いた。


彼は微笑むと

「ああ、そうだ」

ここであったのは偶然だが

「ちょうど良かった」

と言い

「君がもっと早く生まれていたらと思うよ」

と言い立ち去った。


夕矢は「ええ?」と驚いてケースを見た。

ケースの中には絵ハガキと幾つかの宝石が入っていたのである。


夕矢は驚いて男性を探したがもう何処にもいなかったである。


夕弦は夕矢を見ると

「恐らく、メッセージだな」

と告げた。


夕矢はケースの中の宝石を見つめ

「メッセージ」

と呟いて先ほどの男性を思い浮かべた。


自分を知っている誰か。


「誰なんだろ」

それに俺にメッセージって

「この宝石に何のメッセージが込められているんだろう」


夕矢は心で呟いた。


森宗光の絵の事件は後日だが古美術商が偽物と入れ替えていたことが分かり解決をしたのである。

古美術商の倉庫で眠っていた本物が男のところへと正式に渡されたのである。


そして、夕矢の元に男性からお礼の手紙が警察から届いた。


そこには今まで自分が蒐集した絵を展示している個人美術館の特別な招待状が付いていた。

招待状が無ければ入れない特別な美術館ということである。


その時に礼をするということであった。


男の名前は『梶田幹一』

東京に住んでいる人物で新潟や佐渡に美術品を買い付けに行っていたらしい。


その名前を目に夕矢は

「…この人」

と呟いた。


春彦から貰った一覧に載っていた名前であった。

そう。

菱尾湖南の『木蓮』の持ち主であった。


不思議な出会いと。

そして、新しい手掛かりと。


夏休みは始まったばかりであった。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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