101/123
夏休み 宝石のメッセージ
流石である。
剛士は考えながら
「夕矢君が興味あるかどうかだな」
と小さく呟いた。
夕矢は少し離れた場所で渡されたパンフレットを見ていた。
「一周できるならしたいけど…目当ての場所は決めておかないとなぁ」
そう呟いた時、船内から騒ぎ声が響いた。
何かあったようである。
剛士は夕弦と共に夕矢の側によると
「中で何かあったようだ」
二人はここで待っていてくれ
「危険がないか確認してくる」
と告げた。
夕弦は頷くと
「わかった」
と答え、夕矢の手を握った。
「お前もここにいろ」
こういう時はプロに任せるのが一番だ
夕矢は小さく頷くと
「わかった、末枯野のおじさん、気を付けて」
と声をかけた。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




