第7話
やっぱりサブタイトルは、付けた方がいいのかな?
「何で、アンタがアタシになってんの!?」
「知らねーよ!お前こそ、何で俺になってんだよ!?」
「てゆーか、何でアンタが、アタシのしゃべり方でしゃべってんのよ!?」
「お前こそ、俺の姿で俺の口調で喋ってんじゃねーよ!」
「アタシだって、好きでしゃべってんじゃないもん!
なぜか、こうなっちゃうんだもん!」
「俺もだ。身体に話し方が合ってるというか…ん!?」
「どしたの?」
「解った」
「何が?」
「俺たちは、確かに入れ替わってる。俺は麗奈だったのに、今は先生。お前は先生だった筈なのに、今は麗奈だ」
「うん。それで?」
「だが、入れ替わったのは魂というか、精神だけだ」
「うんうん」
「だから、脳はそのままだ」
「脳みそ?」
「そう。つまり…」
「つまり?」
「これら思考は、肉体に付随する脳が行うから身体に合った話し方をするんだ」
「…?よくわかんない」
「それだ。頭の悪い麗奈だった俺がこんな理屈を話し、教師だった先生がそれを理解できない」
「え!?とゆーことは…?」
「ということは?」
「アタシ、バカになっちゃったの!?イヤー!バカになるのイヤー!?」
「いや、もうなってるから」
「えー!?だからなの!?このボキャ?ボキャ!?…あ、あれ?」
「ボキャブラリー」
「イヤー!?そんな言葉も解らなくなってるー!?」
「…。
そこまで嫌がらなくても…。
ショックなんだが」
会話だけの説明回でしたが、理解できたでしょうか?
不安です。