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町民と仲良く...

「あ、おかえり、お兄ちゃん」


宿に戻ると、アクイレギアがいた。


「ただいま。そんなところでどうしたんだ」


「部屋にいるのが退屈だったから受付の人と話してたのと、ついでにお兄ちゃんを待ってたんだよ」


ついでに待ってたのか。


「どうしたんだ?」


「私のoriginalスキルの『交流』ってあるでしょ」


「あるな」


「多分あのスキルを手に入れてから町の人とものすごく仲良くなって、いろんな人からアイテムをもらったりしたんだけど、こんなものももらったの」


手のひらを器のような形にし、その中に細長いイネ科のような植物の種を出した。


「これは?」


「わからない」


頭を横に振った。


「そっか」


「いる?お兄ちゃん」


「くれるのなら」


それを聞いた顔が、悪い顔になっていた。


「じゃあ、次一緒に冒険してね」


「うん、わかった」


「もちろんモンスターはお兄ちゃんが頑張って倒してね」


「うん?」


流れが怪しくなってきた。


「ドロップしたアイテムは、二人で仲良く分けようね」


「う〜ん?」


このまま冒険に行ったらアイテムが選べなさそうな予感がする


「決まりだね。そろそろログアウトしなくちゃいけないね。私は、部屋に戻るね」


「ちょっと待て」


改善してもらわなきゃ。


「もちろん、仲良く7:3だよな」


「うん、私が7で、お兄ちゃんが3」


「レアドロップはもちろん」


「私のだね」


「あ〜あ、晩ごはんは何にしようかな」


何かを感知したのか、アクイレギアは土下座をしている。


「調子に乗ってごめんなさい」


「わかっているなら、まあよし」


「でも、次、冒険しよね」


「おう」


次は、アクイレギアと冒険に決まった。



「じゃあ、ログアウトするか」


「うん。そうする」


「現実世界で」

Oh,sorry for being being late.

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