どんなプレイをするか悩む
「う〜んどうしよう」
俺は今凄く悩んでいる。どんなプレイをするかどうかを。
「う〜んどんなプレイをしよう」
「どうしたのお兄ちゃん?今日は遅いね?何してるの……え、まさか」
「あれいつの間に、ってどうした?」
そこには驚いた顔をした百花が立っていた。
「あの一生童貞確実だったはずのお兄ちゃんに彼女が……それにさっきプレイって、まさかお兄ちゃんが童貞を卒業するの‼︎」
そして、ちゃっかり一生童貞確実なんて言ってやがる。
「そうかそうかつまりお前は夕食が食べたくないのか。それじゃあ母さんの分が少し多くなるな」
「え、いや、ご飯は食べたいけど!ご飯は食べたいけど!、お兄ちゃん彼女ができたの?あのお兄ちゃんに」
「いや、どうしてそうなった」
ご飯を食べたいと言っているが、あのお兄ちゃんなんて言ってやがる。おまえは俺をなんだと思っている。少しは反省しろよ。
「だってさっきプレイって言ってたからお兄ちゃんが童貞卒業するのと思ったの。それで相手の彼女ができたのかなって思ったの」
「あ〜」
いやちょっと待て、俺は料理を作りながらああいう系の方向のプレイについて考えるやつだと思われてる。
「あのことか、あれなskill worldでどんな風にプレイしようかなって考えていたんだよ」
「そっか〜びっくりした〜あのお兄ちゃんに彼女ができたのかと思ったよ」
「そうかそうか本当に夕食食べたくないみたいだな」
「あ‼︎」
その時に名状しがたいものが見え、突然大雨が降り出し、暴風が吹き、大きな音を立てて雷がなっていたと百花は言う。