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まずはヘルプを確認しよう

「痛いやつ言うな‼あと中二病originalスキルかよ」


まあ、いろいろおかしいところがあるけど本を返しに行くか。

ついでに向こうでいろいろ見てみるか。


宿屋から出ると、前よりプレーヤーが多くなっているように思えた。


「釈放されたのか」


しかし、これだけ大きいのに、図書館の近くにはプレーヤーが、まったくと言ってもいいほどいない。


「司書さん、いないな」


すると、受付の奥の部屋から


「あ、返却ですか?」


と、顔を覗かして司書さんが聞いてきた


ていうかそんな奥のところにいても大丈夫なのか?


「はい。よろしくお願いします」


「受付に置いておいていいですよ。あとはこちらでやれることですので」


言われた通りに受付に置き、スキル関連の棚からoriginalスキルのことが詳しく書かれている本を探した。


「なかなか見つからないな」


30分ぐらい探してもそれらしい本が見つからない。

まあ、そもそも本棚に置いてある本の表紙がときどき読めないものがあるから、すべて見たのかと聞かれると、見てはいないんだけど。


「何の本をお探しですか?」


「originalスキルについて調べたいんです」


「originalスキルについてなら......」


すばやく本棚から本を取り俺に渡してくれた。


「これらが分かりやすいと思います」


「ありがとうございます」


「いえいえ。では、ごゆっくり」


そう言い、司書さんはまた奥の部屋に行った。


「じゃあ、お昼まで読むか」



「終わった。わりと読み応えがあった気がするな」


それに、普通に読むより少し早く読むことができた気がする


「よし、宿に戻ってログアウトするか。ありがとうございました。また今度」


「はい。ではまた今度」


というか宿屋でするものなのだろうか?

考えながら宿屋に戻った。


心配になったがそんなことをするより聞いた方が早いと思うから、聞いてみることにした。


「ただいま。あの宿屋でログアウトってしていいんですかね?」


「ろぐあうとって何ですか?」


なんとなく予想はできてたけど、ゲームの言葉は通じないみたいだ。


「いえなんでもないです」


「そうですか。じゃあ受付に戻りますね。急にお客さんが増えて忙しくなったので」


「がんばってください」


うーんどうすれば調べられるかな。



あ、ヘルプ見ればいいじゃないか。


その後、ヘルプで検索をしたら一番初めに出てきて

『この世界の住民は異界人が突然消え突然現れることを知っているため宿で部屋を取ったままログアウトしても問題はありません。もし心配なら声をかけてログアウトするとよいでしょう』

と書かれていてちょっとおかしい人に思われたかなと少し悲しい気分になったアイオライトであった。

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