デモの野次馬をした
久しぶり
「行ってみようよ」
「わかった。行ってみよう」
ギルドの後ろの方の門でデモのようなことが起きているらしい。
少し気になるので行ってみることにした
「わーこれはすげーや」
「そうだね」
「ゲームの中でもこんなことが起きるんだな」
そこには門番に攻撃をしてほぼ一撃で倒されていくプレイヤーの姿があった。
「門番に攻撃って犯罪者になるよな」
「うん、なりそう。もう恐ろしいぐらい犯罪者がいそうだね」
「プレイヤーの評判下がってそうだ」
すると、ギルドの方から綺麗に並んで、ある集団が進んできた。
「なんだあの集団」
「軍なんじゃない?」
「軍が来るほどの騒ぎになったのか」
すると、魔法使いのような姿の人がものすごい量の氷を出してきた。
戦士のような人は一気に切りつけていった。
弓を持った人は一気に5本持ち、すべてプレイヤーに当てていった。
何も武器を持っていない人は、相手を殴り倒していった。
「すごい強いぞ。あ、ほとんど生き残ってる」
「あの人たち運んでいったよ?」
「全員捕まったのかな?」
「牢屋すごい狭そう」
「門番の人にあの人たちだれか聞いてみようよ」
「大丈夫か?」
「大丈夫だって」
まあ、あの人たちが何者なのかはすごい気になるから二人で聞いてみることにした。
「あの、あの人たちってどんな人何ですか?」
「あ〜あの人たちは俺たち兵士の中や騎士の中で強いやつらを集めて国を守る軍だ。そういえばあんたらは何者だ?ここの町の人間じゃなさそうだが」
「あ、すいません。異界人のアイオライトです」
「シーダーです」
「あいつらと同じ異界人か」
「あ‼︎ごめんなさいご迷惑おかけしました」
「まあ、あいつらとは違って礼儀が正しいからいいけども、異界人は大分と信頼されないものになった気がするから、初対面の時に礼儀よくしないと信頼されないからな、まあ関係のない異界人たちに話しておいてくれ」
「わかりました、知り合いにはいっておきます」
「頼むぞ、あと手伝って欲しいんだけどあのアイテム全部回収しないといけないんだ。じゃないと肉には肉を食べる獰猛なモンスターが、野菜や果物にはそれらを食べるモンスターが、あと小物は人型のモンスターが近づいてくる」
「わかりました。手伝います」
「おお、ありがとう。助かるぞ、あともう俺には敬語じゃなくていいぞ」
「わかった」
「うん。じゃあこいつらとアイテム拾いをしてくる」
もう一人の門番が頷くのを見て
「じゃあ肉系はこの《収納袋》の中にいれて、野菜や果物系はこれ、他はこれにいれておいてくれ」
そう言われて3つのプレイヤーが最初に持っている袋を渡された。
「あ、そうそうその袋に入らなくなったら言ってくれ、中身を別のに移すから」
「は〜い」
黙々と作業をしていると、見慣れないものが落ちていた。
「とりあえず収納しておこう」
全部を拾い終わって門番の人にアイテムを聞いてみた。
「これってなんですか」
「それか。それはなアイテムを製作するときに一緒に使えば良い品質のものが作れるらしいぞ。ええと名前は、そうだ《魔石》だ」
「どんなモンスターが落としますか?」
「まあそこそこの体の大きさだったら大体拾えるぞ。気になるならあげようか?」
「いいんですか?」
「もともと何かひとつだけアイテムをあげようと思ったからな、それに魔石は簡単に取れるものだから大したことにはならないし」
「じゃあ、これください」
シーダーが槍のようなものを取り出した。
「お、魔石が括り付けてある槍か、多分ゴブリンが作った魔石製の槍だな。ちょっと貸してみろもうちょっと強くしてやる」
槍を持ち奥の方に行き、しばらくすると戻ってきた。
「おまたせ。ちょっと耐久性が上がったはず」
「ありがとうございます」
「これぐらい大したことないって。じゃあ終わりだから、あとの処理とかはこっちでやっておくので」
「さようなら」
「おう、またな〜」
門番にお辞儀をしてギルドの方に歩いていった。
「そういえば、シーダーって宿は確保してるのか?」
「してないよ?」
「俺の泊まってる宿がまだ部屋が空いてるかもしれない。急げシーダー」




