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ここの国のルール

「ここか」


多分ギルドで紹介してもらった料理店だと思う。見た目は木でできた異世界ものの酒場みたいだ。


「失礼します......おお広い」


中は外から見た感じよりも、大きいような気がする。


「いらっしゃい......あんた異界人か?」


「はい」


「おお‼ホントに異界人は俺たちとあんまり変わらないんだな」


「ホントにってどういうことですか?」


「この国にはそういう伝承があるんだよ」


「そうなんですか」


そんな伝承があるんだな。


「それでほかに異界人が来なかったんですか?それになぜすぐにわかったんですか?」


「他には来なかったよ。それとなぜすぐわかったのかは、ものを見極めるスキルを持っているからだよ」


「そんな人を見極めるスキルがあるんですか?」


「そんな大層なスキルは持ってないけど、スキルにはいろいろな使い方があるんだよ」


「じゃあそのスキルは何のスキルなんですか?」


スキルを覚える参考にしたい。


「使ったスキルか?ホントはあまり人に教えてはいけないんだがまあ異界人だし初めてこの世界に来たんだから一回ぐらいはいいだろう。それはな『産地見極め』ってスキルだ。

このスキルは最初のlevelじゃあ野菜のとれた大体の環境ぐらいしか見分けられないけど、levelが上がるといろんなものの育った環境が見分けられるようになるんだよ」


「へぇ。ところでここで料理が食べられるとギルドで紹介されて来たんですけどお昼は食べられますか?」


「あぁ食べられるぜ。何を食べる?」


「メニューはないんですか?」


店内のどこを見てもメニューらしきものはない。


「わからないのか?」


「はい」


「まあ異界人だしこっちの世界のメニューの出し方はわからないか......わかった教えよう。

まずは席についてそこにある四角い黒い箱をステータスを開くように使えばいいぞ。料金もそこに表示してあるからな。そうそう、だいたいのお店は外でもメニューは見れるようになってるぞ」


わからなかった。しかもお店に入る前にちゃんとわかるようになってたらしい。


「ありがとうございます......じゃあこのヴィルトシュバイン焼きを」


「わかった。まってろすぐにできるからな」


このお店にはどのような料理があるかぼーっと見ていると、


「できたぞ」


「ありがとうございます。じゃあいただきます」


香ばしい香りがする。ヴィルトシュバインの肉なんて名前から全く分からなかったけどこんなにおいしいものだったなんて‼現実でも食べてみたい。そもそも何なのかわからないしどこで食べればいいのかわからないけど。


食べていると自分でも狩って料理してみたくなった。同時に家とかってどこでも建てることができるものなのかと疑問に思った。


「ごちそうさまでした。あのすいません一つ聞いてもいいいですか」


「ん?なんだ」


「家とかの建物とかの決まりってどんな風になってるかわかる場所ってわかりますか?」


「決まりがわかる場所?それなら図書館はどうだ?」


「ありがとうございます。あとお金をどうぞ」


「おう‼困ったならまた聞けよ~」


よし‼じゃあ行ってみるか‼

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