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ぼくの詩集

創造する自己

作者: 桜井あんじ

ぼくが死んだら その肉を

誰かが食べてくれたらいいな


嫌いなひとには ちょっと ごちそうしたくありませんが

可愛い子供なんかが よろこんで食べてくれたら いいな

唐揚げなんて どうでしょう

軽く塩ふって 

ぼくはレモンはかけない派ですが 良ければどうぞお好みで

テレビでも見ながら どうぞ 夕飯のおかずに

野菜も食べなきゃだめよ とか お母さんに言われながら

よく噛んで 召し上がれ


ほらほら ケンカは だめですよ

たくさんあるから 仲良くわけてね

こら 皮だけはがして 食べてるのは だれだ


ああ そこの 通りすがりの あなた

よかったら おひとつ どうぞ

ぼくの 届かなかった 想いごと

ぼくの 伝わらなかった 言葉ごと

どうぞ 飲み込んで ください


なんてね


しかし

ぼくの うまく伝わらなかった想いが腐り 腐臭を放つものですから

ぼくの肉 きっとおいしくは ないのでしょう

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