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試作小説  作者: RENTAN
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プロローグ

初投稿なので文の構成等があまいなど色々と読み辛いと思いますが、最後まで読んでもらえるとありがたいです。

2073年 4月5日 火曜日

埼玉県 清藍市 私立清藍魔法学園


「暖かな陽光がふりそそぐ春の訪れとともに、私達240名は入学の時を迎えました。本日は─── 」


そこにある第一体育館のステージの上で新入生代表の女子生徒が話しているのを見ながら、新入生のオレは大きなあくびをしていた。


「ふあぁ~~~眠い」


それがオレ片桐かたぎり 恭介きょうすけの今の心境を、一番的確に表せる言葉である。どうしてそんなに眠いのかと言うと、昨日から一睡もしていないからだ。

……別に高校生になるのが楽しみで寝れなかったとか、そんなアホみたいな理由じゃないが。てゆーかマジで眠いな、流石に徹夜明けで興味のない話を聞き続けるのは辛いぞ。

そんな事を考えている内に、女生徒の挨拶は終わったらしい。脳を働かして眠気を少しでも押さえようと、パンフレットを見て次のプログラム探す。


「え~と、次は……生徒会長挨拶か」


やべーな、眠ったらどうしよう。流石に入学式から居眠りなんてしてたら、教師に目をつけられるどころか呼び出しくらう可能性もあるだろーし。

……いっそのこと体調不良を装って、保健室に連れてってもらうか?いや、この状況で動くとかなり目立つだろうしあまり使いたくねえ、コレは最終手段だな。とりあえず、今はこのままやり過ごそう。


「生徒会長挨拶」


司会の生徒がプログラム名を言う。どうやら色々考えてる内に、生徒会長が壇上に立っていたようだ。司会の声を聞いた生徒会長が軽く礼をし、少し遅れて新入生達も礼をする。


「先ずは新入生の皆さん、ようこそ清藍魔法学園へ。生徒会長の真木柱夷まきばしらえびすだ。 呼び方は真木柱会長でも夷先輩でも、好きに呼んでくれ。何なら、マッキー先輩でもいいぞ」


「「「………………………………」」」


……いきなりスベったな。しかもマッキー先輩って


「………さて、今日から君たちはここの生徒になったわけだが」


(((無かったことにした!?)))


無かったことにしたな。


「生徒会長として、この学園の生徒代表として、君たちに言っておくことがある」


そういってから会長は、俺達を見渡す


「知ってるヤツも居るかもしれないけど、この清藍学園には二大校則なんてものがある」


あぁ、そういやあったな。


「一つ『友をつくり仲間をつくれ』

二つ『青春を謳歌し、青春を心に刻み込め』

生徒会長であるオレが言うのもなんだが、ここは日本でも有数の魔法専門学校だ。だがそれ故に、中には家庭やらお国の事情やらで半強制的にここに入学させられた者も少なからず居るだろう。

それに、生徒同士の家柄や価値観の差から起こる喧嘩なども結構ある。場合によったらクラス同士の抗争にまで発展する。

でもな、おれはそれでいいと思っている」


おいおいいいのかよ、生徒会長がそんなこと言って。オレ以外のヤツも生徒会長の発言に動揺している。


「色んな生徒がいるんだ、意見が合わなかったりどうしても仲良くなれないヤツも出てくるだろう。そんな時はぶつかり合えばいい、何もしないでお互いに不満を溜め込むよりかはずっとマシだ。それでも駄目だったら、生徒会を頼ればいい、何とかしてやる、頼りないと思ったら先生でもいい。

そうやって友達つくって仲間をつくって、そんで時には喧嘩してまた仲直りする。 それが青春だとおれは思ってる。

青臭くていいんだよ、おれたちはまだ高校生で大人じゃないんだ。失敗することもあれば間違いを犯すこともあるだろう、でもそうやって得た経験は間違いなくお前たちの力になってくれる。

中国の偉人、王粲は言った

『金縷の衣は再び得べし。青春は再び得べからず 』

日本の小説家、田宮虎彦は言った

『青春の持つエネルギーは、傷つく事を怖れているようでは、何事も成しえない』

いいか新入生共、この学園に来たからにはありきたりな学園生活なんて遅れると思うなよ。少なくとも、オレが生徒会長の間は『学校がつまらねえ』なんてセリフ、絶対に言わせねえ」


言い方は滅茶苦茶だけど、なかなか良い会長じゃねーか。少なくとも、今の発言にはそう思わせる確固たる意思があった。そしてそれはオレ以外の新入生も同じ様で、先程までの動揺はもうない。それを確認したのか生徒会長は満足げに頷いて、胸ポケットから紙を取り出した。

……まさか、今までの全部アドリブか?てゆーか今さら何を読むんだよ、まさかこれから長文読んだりしないよな。


「えーと、2024年4月8日 生徒会長 真木柱夷より」


しかし生徒会長は紙をを読むことなく、 四つ折りにして真上に投げた。


「新入生に輝かしい青春が」


あれ、何か紙の回りに魔方陣が浮かんで……って「おいおい」思わず呟いた次の瞬間───


「あらんことを!」


ドォーーーーン!!


───爆発と共に『ようこそ清藍へ』という文字が空中に描かれる。それを見た新入生から歓喜の声が上がる。


「すげえ!」


「あれ魔法か!?どうやってんだ!?」


「綺麗!花火みたい!」


「真木柱会長最高ー!!」


「マッキーせんぱ~い!」


真木柱会長のパフォーマンスに新入生達は盛り上がっている。オレもおかげで眠気が吹き飛んだが、あの人本当に自由だな。いいのか清藍学園、こんなのが生徒会長で。ちゃんとストッパー役とかいるだろうな。


「真木柱会長」


そんな事をオレが考えていると、木刀を腰にさしたポニーテールの女生徒が壇上に上がっていた。どうやらあの人がストッパー役らしい。てかあの人絶対に怒ってるよな、顔は無表情だけど纏ってる雰囲気がピリピリしてるし。


「おいおい風紀委員長、まだオレの挨拶終わってないぜ?」


その怒りの矛先であろう会長は相変わらずだが。


「そんなことはどうでもいいんです。入学式で学園に許可も取らずに魔法を使うなんて、何かあったらどうするんですか」


あ、やっぱり無許可だったんだ。新入生以外も驚いてたからもしかしてと思ってたが。


「大丈夫だって、学園長にはちゃんと許可とってるから」


「貴方達二人が知っていても、私達が知らなかったら意味がないんですよ」


まあ、そうだろうな。そしてさっきから風紀委員長さんの殺気がヤバい。


「まあまあ、落ち着いて瑠璃ちゃん。ほら、新入生達が注目して──「公共の場で瑠璃ちゃんて言うなってつってんだろ!」──ぐぺぇあっ」


ゴッガッズザァーーーーバタン


「「「………………え!?」」」


えーと、会長が殴られたとか風紀委員長の性格とか色々突っ込みたいことはあるけど、人が殴られて6メートルも飛ぶとこなんて初めて……いや、何回か見てたわ。

てか会長生きてんのか、ピクリともしないけど死んでないよな?

会長を殴り飛ばした風紀委員長さんは落ち着いたのか、こちらの方を向いてから礼をして話し始めた。


「新入生の皆さん初めまして、ご入学おめでとうございます。風紀委員長の白川瑠璃しらかわるりです。このような見苦しい姿を見せてしまい申し訳ありません。ご覧になった通り、我々風紀委員の仕事は学園の風紀や校則を乱す人達を注意し、反省を促すことですわ」


(((反省する前に殺されそうなんですけど!?)))


凄い良い笑顔なのにどうしてこんなにも恐怖を駆り立てられるんだろう。


「もちろん、新入生の方でも委員会には入れますので、興味のあるかたはぜひ」


そういって白川先輩は一礼して、会長を殴り飛ばした方に歩いて……ん?


「あれ、会長は?」


白川先輩も気づいたのか歩みを止めて、司会をしていた生徒に聞く。


「え~と、会長に教えるなって口止めされて───「会長は?」──『オレ疲れたから屋上で寝るわ』と言っていました!」


聞かれた生徒は言うまいか迷ったようだが、どうやら自分の命を優先したようだ。まあ、誰だって自分の命が大切だもんな。オレもそうする。

白川先輩は答えを聞くと、腰の木刀に手をかけながら軽く笑い、


「──殺す」


そう呟いて体育館を出ていった。その後はまあ、普通にプログラム通りに進んで、入学式は無事に終わった。

ちなみに真木柱会長と白川先輩は結局入学式には戻ってこなかった。

いかがでしょうか?

若輩者ながら頑張って見ました。

設定等は後で載せたいと思っています。

意見・感想お待ちしております。

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