1.5
あとがき
みなさん、このたびは『悶絶フェア』をお手にとっていただきありがとうございました。
お前の日常なんて知りたくねぇよ。と思いつつここまで読んでくれたツンデレなあなた、おおきに。
さて、今私は近所のカフェで納豆トーストを食べながらあとがきをしたためているのだが、つい15分前から興奮のあまり執筆活動継続の危機に陥っているのである。
横に座っているのは若い男性2人組。
勘の良いあなたなら、わかるはず。
そう!!1杯のトロピカルマンゴージュースを2本のストローで飲んでいるのだぁ!
フィクションじゃないよ!!
ノン!フィクションだよ!!
あぁ。私にはこのごくごく平均的なカフェがだんだん常夏の楽園に見えてきたよ。
初めて過ごす2人だけの夏。俺たちはカリブ海に浮かぶ小さな無人島、プッピー島にやってきた。小さな島と言っても島には俺とお前の2人きり。解放感は大きい。俺たちを見て、とやかく言うやつらはここにはいない。
「やっと…2人だけになれたな」
「うん。2人…きりだね。僕さ、一度やってみたかったことがあるんだ」
「な、なんだよ」
「ちょっと待ってて」
そうお前は言うと、ヤシの木を揺らしだした。
驚いて駆け寄ると、俺の頭をかすめてヤシの実が落ちてきた。
「うわぁ!あぶねぇな!!」
俺は叫んだ。するとおまえは「だから待っててって言ったでしょ。もう。怪我はなかった?」と俺の顔を覗きこんでくる。
「////怪我はねぇよ。お前の表情で心がやけどしただけだよ」
覗きこみは反則だぜ。
「…で?やりたかったことってなんだよ。まさかヤシの実を落とすことじゃないだろ?」
「じゃーん!!」
そう言うとお前は2本のストローを取り出し、俺に渡した。そしてヤシの実を岩に叩きつけて割る。
「2人で…ひとつのヤシの実ジュースを飲みたかったんだ…」
そう言うと照れながら俺の隣にちょこんと腰かける。
かわいいやつだよ。全く。
俺はヤシの実にストローをさし、愛しいお前と一緒に甘い甘い時間を過ごす。
やばい。あと、100ページはこのネタで妄想できてしまう。
このへんでやめておかなければ!
話は微妙に変わり、私は基本BLは美少年どうしのものであるべきであると考えていた。
そして、BLを愛でる全ての女性は私と同じ考えであると思っていた。
しかし、それは間違いだったのだ。
「BLって言ったら筋肉と筋肉のぶつかり合い!!汗と汗でしょう!!!」
そう言った友人A。
そういうのもありなのか?
どうだろう。
ぜひ、読者の皆さまにも考えていただきたいと思う。
あぁ。あとがきなのにくだらないことばかりを書いてしまった。
うーん。あとがきって何を書けばいいんだっけ?
読者の皆さまはおわかりであると思うが、私はごくごく平凡な毎日を送っている。
その中で、おもしろいことはないだろうかと目をこらし、耳を澄ませ、鼻をひくつかせて生きている。
そうすると、以外と楽しいことは起きているのである。
だから、毎日が平凡でつまらない。と思っている人がいるならば、少し野生に戻って、五感を働かせてみてほしい。意外とすぐそばに楽しいことが転がっているかもしれないよ。
そう、隣の楽園カップルのように
special thanx
Yuri Yamabe and Every Readers!!
神野しをり




