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私的解釈で詠む万葉集  作者: あ
3巻
18/74

3/428 隠口能 泊瀬山之 山際尓

題詞:土形娘子火葬泊瀬山時柿本朝臣人麻呂作歌一首

題訓:土形娘子(ひぢかたのをとめ)を泊瀬山に火葬(やきはふ)れる時、柿本朝臣人麻呂がよめる歌一首


3/428

原文:隠口能 泊瀬山之 山際尓 伊佐夜歴雲者 妹鴨有牟

訓読:こもりくの 初瀬の山の 山の際に いさよふ雲は 妹にかもあらむ

仮名:こもりくの はつせのやまの やまのまに いさよふくもは いもにかもあらむ


***私的解釈***


訓読:こもりくの 初瀬の山の 山の際に いさよふ雲は 妹にあらむかも

仮名:こもりくの はつせのやまの やまのまに いさよふくもは いもにあらむかも


~~~~~~


題詞:溺死出雲娘子火葬吉野時柿本朝臣人麻呂作歌二首

題訓:溺れ死ねる出雲娘子(いづもをとめ)を吉野に火葬(やきはふ)れる時、柿本朝臣人麿がよめる歌二首


3/429

原文:山際従 出雲兒等者 霧有哉 吉野山 嶺霏<d>

訓読:山の際ゆ 出雲の子らは 霧なれや 吉野の山の 嶺にたなびく

仮名:やまのまゆ いづものこらは きりなれや よしののやまの みねにたなびく

校異:c→d [矢][京]

c:雨冠に「彳糸攵」

d:雨冠に微


***私的解釈***


訓読:山の際ゆ 出雲の子らは 霧なるや 吉野の山の 嶺になびきぬ

仮名:やまのまゆ いづものこらは きりなるや よしののやまの みねになびきぬ


~~~~~~


3/430

原文:八雲刺 出雲子等 黒髪者 吉野川 奥名豆颯

訓読:八雲さす 出雲の子らが 黒髪は 吉野の川の 沖になづさふ

仮名:やくもさす いづものこらが くろかみは よしののかはの おきになづさふ

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