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(笑  作者:
2/10

俺は夏目金之助

入学式が終わり、担任の先生に連れられ

教室に辿りついた。教室はあまりにも普通だった

窓は割れてないし、落書きもない

ただ、問題はこのクラスのメンバーだろう

「とりあえず先生は準備をしてくるので、教壇の

紙で自分の座る席を確認しとくよ〜に」

まるで幼稚園の先生みたいな言い方だった

先生が出ていったのち、早速俺たちは教壇に置かれた紙を確認する


待てよ…そう言えばまだ俺の名前をこの世界に来てから耳にしてないな。つまりこれが俺の名前を確認する最初の場面になるのか

少し待とう


しばらくして、大体の人は自分の席に座った

残りは二席

名簿にある名前は…

"17番 夏目金之助 "

"16番 吉田一郎" のふたつ

うん、吉田一郎で決定だな。夏目金之助だけは

絶対にない、てかあってはならない

俺が虞美人草を書けるわけないし、芥川龍之介を

弟子にすることも出来ない。そうだろ


俺は名簿にあった席へと歩いた。そこには

「うん?君、席間違ってるよ」

「いや、君が間違っている。そうに違いない」

メガネをかけた痩せ型の男が座ろうとしてた

「君は違うだろぉ!君は夏目金之助!ここの席じゃない!!」

「違う!お前が間違っている!俺は吉田一郎だ!

何があっても吉田一郎なんだぁぁあぁ…!!」

「ちょっと〜誰かこの人どうにかしてぇぇえ!!」




…縛り付けられてしまった。席に

どう足掻いても俺の名前は夏目金之助らしい

出席番号16番 夏目金之助

待てよ、俺が16番ということは


「もしかして…お前、入学式で代理ロボット座らせてた奴か?!」

「な、何で分かったの?!」

「誰でも分かるわ!!入学式に代理ロボット出席させる奴がいるかよ!」

「だって…学校に来る途中の草原で寝てたら、入学式の時間になっちゃったんだもん!仕方ないから」

「この…ドあぁぁほっ!!!」

俺は彼を叩こうとしたが、腕が動かせないので

叩けなかった



そうして、俺が手足をバタつかせていると、教室に

担任が入ってきた


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