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白い肌
二人きりの世界をお楽しみ下さい。
今宵も甘い世界が広がります。
初めて君が部屋に入ってきたとき、
部屋の隅に一人で立っていた君を見て、守りたいと思った
青白い肌をして、緊張して、体が硬くなった君
「ここにおいでよ」というと、
君はそっと僕のそばに近づいた
他の人の家の掃除を毎日しているというのに
手の甲まで白い
君の手を握ると僕のボロボロになった体に吸い付いてしまいそうだ
僕の話を熱心に聞いている君の姿を見ている
僕の話に耳を傾けている君
耳の穴まで白い
甘い言葉でささやいてその白い小さな耳を赤く染めてみたい
その日はいつか来るのかはわからないけれど、
その日を僕は夢見ている
愛勝司
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