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優しい君
お部屋へようこそ。
二人きりの世界を楽しんでください。
僕が転んだ時に君は手を差し伸べてくれた。
両手が離せないというのに
慈悲深い君
何にもとらわれない
僕は困っていたいつもみたいに一人きりで部屋にいて、誰も助けに来てくれない
後ろを振り向くと、君がいた
僕が大丈夫だとわかると、すぐにどこかへ行ってしまう
今、君にとって大切なものがあるから
そんなことは百も承知だ
「ありがとう」といいたかったけれどいえない僕の心を置き去りにしたまま
君はすぐにどこかへ行ってしまう
もう抑えきれない
この気持ちを君に伝えたい
愛勝司
最後の名前に見覚えがある方は、
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私は、大丈夫です。