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愛の劇場  作者: 大村 仁
4/6

優しい君

お部屋へようこそ。

二人きりの世界を楽しんでください。

僕が転んだ時に君は手を差し伸べてくれた。

両手が離せないというのに

慈悲深い君

何にもとらわれない


僕は困っていたいつもみたいに一人きりで部屋にいて、誰も助けに来てくれない

後ろを振り向くと、君がいた

僕が大丈夫だとわかると、すぐにどこかへ行ってしまう



今、君にとって大切なものがあるから

そんなことは百も承知だ

「ありがとう」といいたかったけれどいえない僕の心を置き去りにしたまま

君はすぐにどこかへ行ってしまう


もう抑えきれない

この気持ちを君に伝えたい



愛勝司


最後の名前に見覚えがある方は、

感想をお願い致します。

私は、大丈夫です。

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