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愛の劇場  作者: 大村 仁
2/6

自由

くるくる回る女性。

目も回る忙しさの中、どう毎日を過ごしているのだろうか。

いつも君は踊るように回っている。


君は、何事にも縛られない。

君が動かないように僕は、腕の中に抱きしめていたいと思うけれど、

君は、風が吹くようにいつのまにか、いなくなってしまう。


いつまで、そうしているのかい。


君は寂しくないかい?

君が、もう、どこへも行かないように抱きしめてあげたい。

けれど、なめらかな肌をした君は、するりと、僕の腕の中をすり抜けて、しまいそうだ。


僕は、君を止めることができない。


そう、君は、自由だよ。



愛勝司


今後もこんな世界観が続きます。

お楽しみに。

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