キャラクター紹介(ネタバレあり)
全部読んだ人向け。
キャラクター紹介
(原案が書いていないのは全て筆者作)
■アーティア・エリス・ミルル・クー・アーサー・フリードリヒ・エル・リヒャルト・ロードフィールド
外見年齢十三才。白髪に左右で違う目の色をした少女。主人公。金の亡者。怪力。壊し屋。
ヴァルの相棒で、せんせいの教え子(?)。母が神族、父が魔族。
大食いだけど本人はそんなつもりはない。ちょっと人より食べるくらいと思っている。そうでもない。作中、書いてない場所でもしれっと依頼料とか取ってた。金の亡者。
■ヴァーレンハイト・ルフェーヴル・メルディーヴァ
原案:友人I
二十八才。赤銅の髪と目の人間族の男。主人公。面倒くさがり。規格外魔術師。
ティアの相棒。人間族とは思えないほどの魔術を操る。孤児。親はアライア(後述)の実験体だった。
放っておけばいつまでも寝ているタイプ。三度の飯より寝るのが好き。でも食べるときは普通の成人男性の倍以上食べる。アーティアよりは食べてないと思っている。そうでもない。
■アーサー(せんせい)
くすんだ金髪に金色の双眸の若い男。もともとは自分が楽しければいいタイプ。旅を通してアーティアとヴァーレンハイトが仲良く旅してるのを見るのが好きになった。
ずっとアーティアの身体を依り代としていたが、最後でするりと出てきた。
本来の彼が世界を食べようとしていたのは酷くお腹が減っていたから。アーティアたちとの旅で楽しいことをいっぱい知って経験したので空腹感はなくなった。
□モゥル(01 勇者と魔王)
十四才の人間族の少女。灰色の髪と目を疎まれて町長の家の地下で育った。
既にギリギリだったところで双子の片割れであるマオ(後述)を殺してしまったことで糸が切れてしまった。多分マオが甲斐甲斐しく世話をするので何年かしたらもう少し殻から出てくると思う。
□マオ(01 勇者と魔王)
十四才の魔族の少年。黒髪金目で、魔族であることを疎まれ町の外にある塔に捨てられ育った。多分たまにオオカミか野犬が入り込んで気まぐれに育てたんだろうと思う。力の強さを買われてヘルマスター(後述)に拾われた。モゥルと一緒でもいいと許してくれたヘルマスターを尊敬している。そのうち正式に<五賢王>になる。
□エスイル(02 おっさんと幼女)
外見年齢五才の妖精族フレー人の少女。金髪碧眼で成長したらもの凄い美人になるだろうと誰もが思うような美少女。
母をウティ(後述)に殺されて心を閉ざしていたが、甲斐甲斐しいウティに絆されて保護者されている。将来の夢は多分道化師。人を笑わせる仕事がしたいと思うようになる。
□ウティ(02 おっさんと幼女)
おっさん。こげ茶の髪と目をした小さい小人族フラウド人のピエロの格好をしたおっさん。
エスイルを笑わせることに人生賭けてるといっても過言ではない。エスイルの将来の夢を聞いて号泣する。
□セシール(05 姫と騎士)
薄桃の髪に碧眼の人間族の女性。あらあらまぁまぁで乗り切る貴族のお姫様。二十代。
アーティアに攫ってなんて言ったがなんだかんだ旦那の愛情勝ち取ってそれなりの暮らしをしそうな感じ。きっとなんとかなってる。そんな人。
□ニコラ(05 姫と騎士)
暗い茶髪に青い目の小人族テドディム人の少年。十五才。
新人なのに領主の奥さんになる人の護衛を任された騎士見習い。割と話は聞かれないタイプ。不憫。実は姫に一目惚れだったりそうでもなかったり。
□カオン・ルフェーヴル(06 寝言から名前だけ登場)
原案:友人I
享年十二才。茶色の髪と目の人間族の少年。ヴァーレンハイトの親友で幼馴染。兄弟みたいなもの。
石の力に負けて暴走状態にあったアーティアとアーサーによって殺された。たまにヴァーレンハイトの夢枕に立つのが趣味。
□ギン・カヨウ(07 魔獣狩りの日から登場)
原案:友人I
外見年齢二十代、黒髪灰目の亜竜族の男。変わった訛りで話す守銭奴。
旅立ったのは幼馴染のルキ(後述)のため。守銭奴になったのは多分ルキでもわからない。なんかアーティアとは言い合いになる仲。よくホウリョク(後述)に蹴られている。何故か。
□ホウリョク・メルヤ(07 魔獣狩りの日から登場)
原案:友人I
外見年齢は十代半ばくらい。新緑髪に赤みがかった秋桜色の目をした妖精族フレー人の少女。変なですます調で喋る。
足癖が悪く、すぐにギンにちょっかいをかける。ギンもホウリョクにちょっかいをかけるのでお互い様。本当にギンが好きなのかたまに疑われている。
□ルイ(07 魔獣狩りの日から登場)
原案:友人I
外見年齢二十代、白に近い薄紫の髪に金色がかった橙の目をした半魔族の人間族の男。隻腕の大剣使い。
旅の目的はヘルマスター(後述)を殺すこと。その実、ヘルマスターの実子だったりする。厄介な血の上に生まれた人。掘り下げれば主人公張れるくらい設定が熱い。
□ティアナ・ウィンディガム(07 魔獣狩りの日から登場)
原案:友人苺
外見年齢二十代、優しい色の金髪に淡い葉色の目の風魔法族の女性。ルイを献身的に支えている。ように見えて結構自分からガンガン行くタイプ。
故郷である風魔法族の集落でちょっとした事件を起こし、出奔するようにルイと旅立った。そのときの呪いはアライア(後述)の実験の一環だった。清楚に見えてかなり手(拳)が早い。
□ヘルマスター(08 探し人から登場)
原案:友人I
外見年齢十二才くらいだったり二十代だったりする魔族の王。薄紫の髪に金色の目。<冥王>。二代目魔族族長。
実力主義なので部下が純正魔族じゃなくても気にしない。面白ければ世界がどうなってもいいタイプ。そのためには多少の犠牲や実験くらい別にどうでもいいよね。ただし本命にはなかなか手を出さないようだ。
□ミストヴェイル(08 探し人から登場)
原案:友人I
外見年齢二十代、淡く水色に光る金髪の魔族の女性。布を様々な形に変化させることが出来る。実は初代魔族族長。最初の魔族。<五賢王>の筆頭。
管理者たちと共闘したこともあるけどヘルマスターに負けて自分の主はこの人しかいないと妄信した人。余計なことをしたばっかりに冥王に見捨てられた。目玉はヘルマスターに食われた。
□イルフェーブル(08 探し人から登場)
原案:友人I
外見年齢十二才くらい。緑がかった黒髪と金目の少年。<五賢王>。病魔疫病を操る。
純正な魔族のためレッド・アイ(後述)とクロウェシア(後述)が好きではない。別に嫌いというほどでもない。興味がない。基本的にテンションは低い。
□ダークスピネル(08 探し人から登場)
原案:友人I
映す姿によって外見年齢も変わる。基本的に青年や男性の姿を取ることが多い。<五賢王>。姿を変えることが出来る能力故に、ヘルマスターですら本来の姿を知らない。
純正な魔族のためイルフェーブルほどではないがレッド・アイ(後述)とクロウェシア(後述)に興味がない。基本的にテンションは高い方。この度めでたく<五賢王>の筆頭になった。面倒くさい。
□レッド・アイ(08 探し人から登場)
外見年齢二十代、金髪に赤目が両掌にある魔族の男。<五賢王>。変な喋り方をするねい。その言葉を聞くと酩酊したように催眠にかけられる。邪眼の持ち主。
気軽に光魔法族の集落に魔獣連れて行ったらちょっと痛い仕返しを食らった。ちゃんと殲滅しろと言われていたらもっと酷いことになっていた、ちゃんと実力はある魔族。
□クロウェシア(08 探し人から登場)
外見年齢十五才くらいの黒髪黒目のもと人間族、今魔族な少女。<五賢王>。植物を操ることが出来る。
ノエルを探してあっちこっちしていた。今は新しい<五賢王>候補という後輩が出来てちょっと舞い上がっている。たまにアーティアに会いに地上へ行ったりしてそう。
□ナール(09 オオカミ少年から登場)
十二才の魔族の少年。茶髪に暗い色の金目。魔族の血は薄いが、復讐者として覚醒したのか中級魔族くらいにはなった。アーティアは一目惚れ。
ルカ(後述)と一緒にあちこちへ行った経験と神界での経験で自分は復讐に向いていないと悟り、松(後述)に弟子入りした。ある意味、食堂の看板息子。こんなに生き残るとは思わなかった(本音)。
□カムイ(09 オオカミ少年から登場)
原案:友人I
外見年齢二十代、琥珀色の髪に赤目(糸目)の神族の男。四天王の一角。勝手をすることが多いが許されている人。
先代炎精霊神官と友人だったり、実は先代神族族長の血縁だったり、名前を捨てて革命軍に参加していたりと忙しない人生を送っている。今は仕事が忙しい。自分ひとりで溜め込むタイプなので仕事抱えがちだから常に忙しそうにあちこち行っている。他が暇なわけではない。
□ルカ(09 オオカミ少年から登場)
原案:友人I
外見年齢十代後半くらいの龍族と魔族のあいの子。神族と魔族の休戦協定の一環で魔界から神界へ引き渡された。はずだが結構勝手に地上には降りる自由人。ルイとルキ(後述の異母弟でヘルマスターの実子。
まだ未熟なので龍族のように龍の姿になることは出来ないが鱗はある。ホウリョクに毟られた頬の鱗もちゃんと新しく生えたよ。
□ノエル(10 迷子の迷子のから登場)
原案:友人I
外見年齢二十代の人間族の女性。淡い稲穂のような髪に空色の瞳。管理者の娘。のんびり屋さん。
ヘルマスターのことが好きすぎて役目を忘れそうになったので、彼から自分を隠す呪いをかけた。その上で自分もヘルマスターのことを忘れる呪いをかけた……のだが、なにか忘れているような大切ななにかがあったような、と各地を彷徨っていた。好きすぎた。ヘルマスターと文通を始めた。まだ思い出せない。
□ルネローム・サンダリアン(10 迷子の迷子のから登場)
原案:友人I
外見年齢二十代の雷魔法族の女性。黒髪と黄色の目。管理者の娘。<雷帝>。マイペース娘。
ヴァーン(後述)と息子のジェウセニュー(後述)が大切。これからまた更に世界が広がって大切なものが増えていく。二人目は女の子がいいなぁ(ちらっちらっ)
□モミュア・サンダリアン(10 迷子の迷子のから登場)
原案:友人苺
十四才の雷魔法族の少女。黒髪黄色目。周りから通い妻扱いされている。まだ彼女でもないです。
ジェウセニュー(後述)とリーク(後述)の友達。料理の腕はみんなが認めるものだが極度の方向音痴のため迷子になること連続〇日達成。流石にジェウセニューの家への道のりは覚えた。
□リーク・サンダリアン(11 魔法族の集落から登場)
原案:友人I
十四才の雷魔法族の少女。黄みがかった茶髪に黄色の目。モミュアの親友。舞姫と名高い祭りの踊り子役。雷精霊神官のニトーレ(後述)が好き。
周囲にアピールして事実上ニトーレの彼女の座を狙ったのに人脈だけが増えていった。もともとの知名度もあって結構な人気者。ニトーレにはまだ妹のように見られているのが悩み。
□ジェウセニュー・サンダリアン(11 魔法族の集落から登場)
原案:友人苺
十四才の雷魔法族の少年。黒髪に黄色の目。狩りが得意な<雷帝>の一人息子。ポテンシャルは主人公並み。
混じりっ気のない雷魔法族だと思っていたら父が神族でしかも族長とか言われてそろそろキャパオーバー。困ったら狩りに行く癖がある。そろそろ友人の家に泊めてもらうべきかもしれないというのが最近の悩み。
□ニトーレ・サンダリアン(11 魔法族の集落から登場)
二十四才。金髪黄色目の雷魔法族の男。ジェウセニューの師匠であり雷精霊神官。リークの気持ちは知っているが特に気にしていない人。
祭りの日に意外と人気があるリークの姿を見てちょっと焦った。なんで焦ったのかは自分でもわかっていない。自称する好みのタイプはルネロームみたいな人。
□クロア(11 魔法族の集落から登場)
外見年齢基本九才くらい。黄みがかった緑の髪に黄色い目の守護精霊の少年。ニトーレの守護精霊。
水精霊神官の守護精霊であるストラ(後述)が好きで、ストラに懐かれているジェウセニューを敵視している。左目は特になにかあったわけではない。多分。
□シャルド・ウォルタ(11 魔法族の集落から登場)
原案:友人I
二十才。黄みがかった茶髪に薄青の目の水魔法族の青年。水魔法族自警団団長。弟がいるがちゃらんぽらんな性格なので手を焼いている。
ガラが悪く目つきも口調も悪いが故郷への郷土愛は人一倍あるタイプ。
□キリアキ・シャイリーン(11 魔法族の集落から登場)
壮年の光魔法族の男。ロマンスグレーに白っぽい灰色の目をした喋って動かなければダンディなおじさま。光精霊神官だが早く穏便にやめたい。重圧が辛い年頃。
白衣の下に何故か働きたくないと書かれたシャツを着ているまるで駄目なおっさん。ホラーが苦手で怖い話を聞いた夜は自分の守護精霊であるハラミ(後述)と手を繋いで寝る。駄目過ぎる。
□ハラミ(11 魔法族の集落から登場)
外見年齢九才くらいの守護精霊の少年。白と黒のまだらな髪と黄色っぽい黒目。光精霊神官キリアキの守護精霊。名前は牛っぽいからとキリアキにつけられた。
自虐的ですぐに謝る。キリアキはやれば出来るおっさんだと思っているが思ったよりもしっかりしてなくてなんかもうすみませんすみませんすみません……。多分なにも悪くない。
□ニシキ(11 魔法族の集落から登場)
外見年齢二十前後、黒髪で目を閉じている守護精霊の青年。闇精霊神官オンブラ(後述)の守護精霊だが、このままいくと次期闇精霊神官チェーニ(後述)の守護精霊にもなりそう。育児疲れなう。
オンブラは医術の師でもある。集落ではオンブラの次に素晴らしい腕を持つ外科医。アーティアの左腕は彼が縫った。たまに変な薬を試作しては周囲をビビらせている。
□オンブラ・ダーキー(11 魔法族の集落から登場)
老女。白髪に白く濁った目の闇魔法族の女性。闇精霊神官。医術に秀でている。
普段はもう寝た切り。だったが、祭りの日を境に少し起きられるようになった。孫のように可愛がっているチェーニにちゃんと教育を施してからじゃないと死ねないと思い始めた。
□チェーニ・ダーキー(11 魔法族の集落から登場)
乳飲み子。成長したら多分灰髪黒目になる。女の子。次期闇精霊神官。
癇の虫が酷く、実母が疲れ果てたときにニシキが抱えたら泣き止んだことでニシキに育てられることになる。ばぁばも好き。実の両親も嫌いではないがニシキの方が好きなだけ。バナナも同じくらい好き。
□カノウ・ウィンディガム(11 魔法族の集落から登場)
三十六才。薄緑の髪に新緑の瞳の風魔法族の男。風精霊神官。病弱だが実力はお墨付き。
常にベッドの上で咳き込んでいるような病弱だったが、祭りの日以降なんとなく調子がいい。ただ咳とたまの吐血は治らなかったらしい。意外と長生きするタイプ。
□ヴァーン(11 魔法族の集落から登場)
外見年齢二十代の黒髪の神族の男。<聖帝>。四代目神族族長。
真面目なのか不真面目なのかわからない人物だが、過去に暴君三代目族長を倒し族長になった、革命の英雄。民に慕われているが人前には極力出ない。ジェウセニューの実父。隠すことが多すぎる。
□ラセツ・エーゼルジュ(11 魔法族の集落から登場)
原案:友人I
外見年齢二十代前半。黒髪赤目の神族の女性。族長の秘書的役割を担った左腕。働くカッコいい女性。城下とかで人気がある。
一生独り身を覚悟していたがこの度めでたく結婚式までいった……ら、自分の半生が舞台化されていてキレた。左腕の腕輪を見てにやついているところを最近ヴァーンに目撃されて口封じをすべきかちょっと悩んだ。
□カゲツ・トリカゼ(11 魔法族の集落から登場)
原案:友人I
外見年齢二十代前半くらい。淡い黄緑の髪に赤目の神族の青年。カムイの第一部下。カムイに命を救われたことがあり、彼が白ならカラスも白い。
とても女顔というか柔らかな物腰や中性的な恰好でよく女性に間違えられる。最近は吹っ切ってそれを利用して仕事を熟していることもある。可愛い子にはみんな甘いなぁ。
□リングベル・リーン・ジングル(11 魔法族の集落から登場)
原案:友人苺
外見年齢二十代前半くらい。薄い栗色の髪に赤目の神族の女性。諜報部に配置された。ヤシャ先輩まじリスペクト。自分磨きが好きで努力の塊。
弟妹が多く、神族にしては多くない家族? とよく言われる。実際多い。両親も健在。家族のために城に就職した。
□ハウンド(11 魔法族の集落から登場)
原案:友人苺
外見年齢二十代。濃い栗色の髪に赤目の神族の青年。諜報部に配置された。ヤシャ教官マジこえぇ、けど強くなってニアリーをあのやる気なしから奪ってやるんだ。
名前ばっかり出て結局出てこなかった人。犬に変化して諜報することが出来る。
□イーグル(11 魔法族の集落から登場)
原案:友人苺
外見年齢二十代。とび色の髪に赤目の神族の青年。諜報部に配置された。ヤシャ……じゃなかった師匠まじつえぇ。扱きに堪えてシュラの野郎からコウを奪ってやるんだ。
名前ばっかり出て結局出てこなかった人。鷲に変化して諜報することが出来る。
□シュラ(11 魔法族の集落から登場)
外見年齢二十代。黒髪赤目の神族の男。若干(?)女顔。四天王。カムイとは仲が悪い。
得意な得物は刀。双子の兄ヤシャ(後述)がいなくなったと思ったら帰ってきた上にいきなり彼女にプロポーズしてビビった。ケツ叩かれて自分もプロポーズした。割と幸せ。
□アンヌ(12 大きいのと小さいの)
十二才。赤茶髪に青目の人間族の少女。ニックス(後述)に育てられた。ニックスのことをちゃんと恋愛的な意味で好き。果物が好物。
成人する少し前に北部近くの山裾の村に腰を落ち着ける。そこでニックスと結婚式をした。
□ニックス(12 大きいのと小さいの)
スノーフレークオブシディアンの鉱物系の巨人族。まだ若い。人間族で言うと二十代半ばくらい。魚が好物。
アンヌのおてんばに手を焼きつつ、妹ではなく徐々に女の子として見るようになった。ちゃんと恋愛的な意味で好き。結婚式でクジラを出されてぶったまげた。
□コウ・アマネ・エーゼルジュ(13 武器を取る者から登場)
外見年齢二十前後くらい。黒髪赤目の神族の女性。四天王シュラの第一の部下でありヴァーンたちの幼馴染。ロウ(後述)の妹。ラセツとは従姉妹。
小さいころに反三代目派だった両親を殺されているがよく覚えていないくらい小さかったのでシリアス度は低め。シュラとは幼馴染で恋愛感情があるのかと周囲に訝しがられているが、結婚するならシュラがいいと言い切る程度には普通に好き。
□アレックス・ヴィタ(12 武器を取る者から登場)
外見年齢二十八才。鮮やかな金髪に空色の瞳の管理者の男。世界を創造したものから世界の管理を任された存在。
関わったらいけないのに結構関わっちゃってるよなぁまぁいいかくらいの気持ちで今回のことに関わった。でも手を出したらいけない場所には手を出さなかった。ノエルとルネロームの生みの親。父さま。
□コルバ・エドリックス(12 武器を取る者)
十三才。くすんだ金髪に薄い空色の目の人間族の少年。武器を取れなかった者。
いいとこの坊ちゃんだったが、親戚に騙され殺されかけたところをファリス(後述)と共に逃げてきた。のちに故郷から遠く離れた地で商才を開花させ一財産築く。
□ファリス(12 武器を取る者)
外見年齢二十代。栗色の髪にネコ科の金目の獣人族の女性。貴族エドリックス家の護衛騎士だったが、当主の奥方にコルバを頼まれ死に物狂いで街を逃げ出した。守るために武器を取った者。
多分豹かなにかの獣人。死ぬまでコルバの家系に仕え続けた。忠義の人。
□ゼネラウス・メルディーヴァ(12 武器を取る者から登場)
享年三十五才くらい。茶髪茶目の人間族の男。ヴァーレンハイトの育て親で師匠。メルディーヴァ孤児院の院長。
孤児の子どもたちを復讐などの理由で戦場に放つためにシュラの姿をしたダークスピネルに殺された。なお彼はミストヴェイルに命じられたからやっただけなので覚えていなかった。
□ロウ・アリシア・エーゼルジュ(14 雨宿りから登場)
外見年齢二十代。黒髪赤目の神族の男。瞼の重たい面倒くさがり。四天王。コウの兄。
呪術と魔法を組み合わせた厄介な術を使うことで有名。よく城下の視察をしている姿が見られる。が実はただ遊び歩いているだけ。やるときはやる。革命期とか神魔戦争時代とか。
□シアリスカ・アトリ(14 雨宿りから登場)
外見年齢十三才くらい。橙髪に赤目の神族の少年。ドS王子で魔族から拷問吏とか呼ばれているらしい。
自分の中に封じていたシリウス(後述)が無事に目を覚ましてとてもハッピー。しばらくは甘やかして甘やかして甘やかしたおす所存。そしてボクに溺れるといい。
□ヤシャ(14 雨宿りから登場)
外見年齢二十代。黒髪赤目の神族の男。シュラの双子の兄。つり目がち。諜報部顧問。この度めでたくラセツと結婚した。
公私はきっちりわけるタイプで、鬼教官と名を轟かせることになる。リングベル、ハウンド、イーグルは根性が気に入っている(ので更に扱く)。
□ジェナー(15 結婚式)
二十六才。栗色の髪に碧眼の人間族の女性。ハニー。頭お花畑なもと魔族専門の殺し屋。多分百年戦争時代になにかあったんだと思う。
死ぬまで新婚バカップルを貫いた。多分来世もマリド(後述)の妻になる。執念。
□マリド(15 結婚式)
外見年齢二十七才くらい。藍鼠髪金目の魔族の男。ダーリン。頭お花畑な中級魔族。それなりに百年戦争でも活躍してたんだと思う。
死ぬまで新婚バカップルを貫いた。多分来世もジェナーの夫になる。執念。
□ターリュール(15 結婚式)
二十七才。濃茶の髪と目の人間族の女性。ジェナーの親友で被服デザイナーでありデザイン魔。三度の飯より服作りが好き。
死ぬまで「その人に合うデザインを」精神を胸にデザインを続けた。十年後には結構な数の弟子や従業員を抱えていそう。
□ガウ(16 神族の幽霊)
老人。白い髪と髭が一体化している小人族フラウド人。刀鍛冶師だが刀のことならなんでもやる。
しばらくして何人か弟子を取った。弟子たちはのちに結構有名な刀鍛冶師になる。刀を扱う者で名前を知らない人はいないと言われる巨匠。
□エレロ(16 神族の幽霊)
外見年齢二十前くらい。藍色の髪に海色の目をした妖精族ディアメル人の女性。刀大好き。
ギンに助けられ一目惚れして剣士を目指したが才能がなかった。が、刀鍛冶としての才能は余りまくってた。風呂を塩水にしてガウにはよく怒られている。弟弟子たちに姐さんと呼ばれて満更でもない。
□ニアリー・ココ・イコール(16 神族の幽霊から登場)
原案:友人I
外見年齢二十代。金髪赤目の神族の女性。ロウの一番部下で文官。なのに喉と頭が痛い毎日。自分でも厄介な人物に惚れたなという自覚は多少ある。多少。
かなりの内面乙女でお姫様が出てくるような物語とか大好き。ラセツとシュラをモデルにした舞台は暇を縫っては何度も劇場に足を運んだレベルで気に入った。
□松(16 神族の幽霊から登場)
外見年齢二十代後半。緑髪赤目の神族の女性。名前だけは出てくる抹茶。額から右目にかけて大きな傷があるのは先代である三代目神族族長のせい。
先代時代から城で料理を作っていたが、今の方が好きな料理を作れるしみんな笑顔で食べてくれるので幸せ。四代目が道を外したら辺境の町で食堂を開こうと思っている。姐御。
□レノリィア・ロードフィールド(16 神族の幽霊から登場)
外見年齢二十一才くらいのときに死んだ。黒髪赤目の神族の女性。アーティアの実母。アライア(後述)大好きだった。娘も大好き。大好き過ぎてちょっと病んだ。
兄とは結局微妙な距離感だった人生。得意料理は目玉焼き(くらいしかまともに料理出来なかった)。割といいところのお嬢さま育ち。
□アライア(16 神族の幽霊から登場?)
外見年齢三十五才。血のような赤髪に金目の魔族の男。ドクズ。しれっと生き残った。
実験と称してあちこちでいろんなことをやっていたがヘルマスターに惨敗。再起を図っているようだが多分ヘルマスターには勝てない。もう頑張るな、大人しく暮らせ。
□ルキ(16 神族の幽霊から登場)
原案:友人I
外見年齢十七歳くらい。砂色の髪に灰色の目の魔族と亜竜族の間の子である少女。ルイの異母妹でルカの異母姉、ヘルマスターの実子。ミストヴェイル大嫌い。
ミストヴェイルに脅されて魔界へ。ずっと一人だと思っていたときにそばにいてくれた幼馴染のギンと初めての友達のアーティアは大切な人たち。最期にギンに看取られて幸せでした。
□ヒドリ(17 魔界の亜竜族から登場)
外見年齢九才くらい。白ベースに橙や黄色の房が混じる髪、薄橙の目をした守護精霊の少年。風精霊神官カノウの守護精霊。訛った口調で喋る。
カノウの奥さんとしてティアナは高得点だと思っていた。が、本人たちが今をよしとしているならそれが一番。実は守護精霊の中でも強い方。
□ティユ・ファイニーズ(19 魔法族、よもやま話から登場)
原案:友人苺
十七才。色素の薄い赤みがかった栗色の髪に淡い赤目の炎魔法族の少女。シュザベル(後述)と許されぬ恋をしていた。四人姉弟の長女。
みんなに祝福されて嬉しいやら恥ずかしいやら。彼氏が下の弟の友人なのはちょっと気まずい気がしなくもない。
□レフィス・ファイニーズ(19 魔法族、よもやま話から登場)
原案:友人I
十七才。根本はティユと同じ色の髪だが、毛先だけが赤い頭、濃い赤の目の炎魔法族の青年。ティユの双子弟。炎精霊神官に若くして任命された。荷が重いのでよく弟を囮にして逃げる。
姉が無事に好きな人に好きだと言えるようになって陰ながらほっとしている。妹が怖い。
□ラキア・ウォルタ(19 魔法族、よもやま話から登場)
十八才。水色髪に海色の目をした水魔法族の青年。レフィスの友人。水精霊神官。不運な人。
どうにも間が悪い星のもとに生まれたのか、とにかくついてない人生を送っている。落とし穴に落ちなかった日はない。動物にも避けられるので懐いてくれるストラが癒し。
□ストラ(19 魔法族、よもやま話から登場)
外見年齢九才くらい。淡い黄みがかった茶髪にネコ科の金目をした守護精霊の少女。他の守護精霊よりなんだか幼い。水精霊神官ラキアの守護精霊。人懐っこい。
ラキアのことが大好きでとにかく役に立ちたいが、彼の不運の前に敗北しまくっている。子猫の姿でいるとラキアがいっぱい撫でてくれるので嬉しい。クロアは普通に好き。
□シュザベル・ウィンディガム(19 魔法族、よもやま話から登場)
原案:友人苺
十六才。淡い緑青の髪に薄緑の目をした風魔法族の青年に見せかけた少年。眼鏡。ティユの彼氏。ジェウセニューの友人。勉強が好き。
散々彼女の方から行動させてしまい、ちょっと悔しい。彼女が友達の姉なのはちょっと気まずい。年の離れた妹がいる。散々回り道したなぁ。
□ミシア・ウォルタ(19 魔法族、よもやま話から登場)
十六才。薄い黄みがかった水色の髪に水色の目の水魔法族の少年。シャルドの弟。ラキアとミズナギ(後述)の幼馴染。
ラキア至上主義者。割と怪力。家事はやらせたら駄目なタイプ。なんでも壊すから。異性で一番好きなのはミズナギだが、恋愛的な意味ではどうなのかわからない。
□ミンティス・ウォルタ(19 魔法族、よもやま話から登場)
原案:友人苺
十三才。薄い水色髪に青がかった目の水魔法族の少年。族長の娘ラティス(後述)と付き合っている。族長をからかうのが楽しいのか素なのかは不明。ジェウセニューの友人。
先代水精霊神官ラドミッドの一人息子。ちょっと荷が重いけどさっさとラキアが精霊神官の座についてくれたので安心した。ラティス>友人なところがある。
□ラティス・ウォルタ(19 魔法族、よもやま話から登場)
十二才。薄青の髪に水色の目の水魔法族の少女。族長の一人娘。ミンティス大好き。
最近新しくミンティスに貰った髪飾りがお気に入り。料理上手になってミンティスに美味しいと言ってもらいたいために母と猛特訓中(普通に上手い)。
□ラドミッド・ウォルタ(19 魔法族、よもやま話から登場)
原案:友人I
外見不明。年齢不明。先代水精霊神官。女傑。
なにもわからないし本編にも出てこなかったのにとにかく恐れられている人。なんだったら他魔法族にも恐れられている。謎。
□フォヌメ・ファイニーズ(19 魔法族、よもやま話から登場)
原案:友人苺
十四才。赤みのある栗色の髪に赤みがかった茶目の炎魔法族の少年。ティユ、レフィスの弟。ジェウセニューの友人。ナルシー。ジェウセニューとは喧嘩友達。
貴族じみた服や行動を好む傾向にあるが、家は普通の花屋というか薬草屋。よく勝手に薔薇を持ち出して家族に怒られているのはジェウセニューたちには内緒。
□シュマ・ファイニーズ(19 魔法族、よもやま話から登場)
十三才。赤みのある栗色の髪に赤みがかった茶目の炎魔法族の少女。フォヌメの妹。姉兄大好きだが、何故かレフィスにだけアタリが強い。
お嬢さま口調を素で扱う少女。フォヌメ大好き。フォヌメとよくケンカしているジェウセニューを目の敵にしている。
□イザナイ(23 守られなかった約束)
外見年齢三十代前半くらい。薄赤の髪に金目の魔族の男。アライアの友人。占い師。
ヤシャの身体をアライアに押し付けられ、数百年後にアーティアたちに受け渡したら今度は神族に質問攻めされた不運の人。占いの才能はぼちぼち。明日の天気と恋占いが得意。
□イヅツ(23 守られなかった約束から登場)
外見年齢十四才。くすんだ金髪に金目の魔族の少女。シュガルの姉という魔族にあるまじき生まれをしていて、割と差別されていた。
今はシアリスカに拾われて楽しく毎日を生きている。魔核をシアリスカに預ける程度には陶酔している。シリウス(後述)が帰ってきてシアリスカが嬉しそうで私も幸せです。
□シュガル(23 守られなかった約束から登場)
外見年齢二十四才。くすんだ金髪に金目の魔族の男。イヅツの弟という魔族にあるまじき生まれをしていて、割と差別されていた。
今はシアリスカに玩具にされる毎日だけど昔に戻るくらいなら今の方が億倍マシ。でも姉のように心酔は出来ないなぁ。シアリスカ怖い。神族怖い。魔族怖い。でもちょっと偉そうムーブはやめられない。
□パナリ・ファイニーズ(25 魔法族の恋)
原案:友人苺
十四才。桃色がかった赤髪に薄い赤目の炎魔法族の少女。フォヌメの幼馴染。ツインテがトレードマークのつり目がちな子。フォヌメが好きだが彼には恐れられている。
ド不器用で味のしない料理を量産してはフォヌメに食べさせている。少女らしいモミュアと美人のティユが憧れ。最近またフォヌメを階段から落として絶望した。
□シロ/しろいの(26 一方そのころ)
外見年齢九才くらい。真っ白な外見をした額の左側に白い角がある子どもの姿をしたなにか。
ギンに名前を貰って以来、クロの名前を呼ぶのが楽しい。
□クロ/くろいの(26 一方そのころ)
外見年齢九才くらい。真っ黒な外見をした額の右側に黒い角がある子どもの姿をしたなにか。
ギンに名前を貰って以来、シロの名前を呼ぶのが嬉しい。
□ディエフォン・モルテ(35 真実から登場?)
外見年齢二十八才。暗い赤銅の髪に左右で違う赤と銀の目をした管理者の男。アレクの相棒。世界を創造したものから世界の管理を任された存在。
仕事は仕事と割り切っているつもりだったのにあっちを見て悪意を拭ってやりこっちを見ては悪意を拭ってやりと自分の中に悪意を溜め込んでしまっていた。ノエルとルネロームの生みの親。ととさま。
□シリウス(35 真実から登場)
外見年齢十二才くらい。薄灰色の髪と耳と尻尾、イヌ科の金目をした神族と獣人族の間の子。シアリスカの中に封印されていた少女。シアリスカは育ての親でもある。大好き。
いっぱい食べる君が好きと言わんばかりに甘やかされたくさん食べているが、シアリスカももっと食べたらいいのにと思っている。シアリスカが大好き。
□カノウェル・ファイニーズ(どこで出てきたか失念)
原案:友人I
外見不明。年齢不明。先代炎精霊神官の男性。カムイと友人だった。先代水精霊神官ラドミッドとは知己で、生前に魔法族の来歴と封印について話していた。名前はちょこちょこ出てた人。
□<龍皇>
原案:友人I
名前と存在はたまに出ていた人。龍族の族長。とても偉いし長生きなのでヴァーンもヘルマスターも頭が上がらない。表舞台にはなかなか出てこないお方。多分男性。
□ミズナギ・ウォルタ(名前だけ何度か)
十六才。歌姫と名高い水魔法族の少女。ラキア、ミシアの幼馴染。
□スーシャ・ノールド(37 精霊祭の日)
若い女性に見えるがそこそこの年齢らしい。茶髪茶目の地魔法族の女性。地精霊神官。
何故か常に鍬を持っている人。農作業が大好きで生き甲斐。
これで本当に終わりです。今までありがとうございました。