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異世界ファンタジーを駆け抜けろ!  作者: たぬき村たぬき
3/4

転校生キター!

えー出席を取る!


青木 梨絵


はい!


石川 聖


はい!


みんな起立して応えてゆく。


ーーーーー


え〜、、、



、、、、佐伯 ヒロト


フッっと微かに聞こえ、ハイ、ターン入りまーす、そこからいつもの顔に手を当てて香ばしポーズでキメっからの〜トゥー!っとJUMPして左手と左膝を床に、右足を少し曲げてからの、右手をピン!っとナナメ上に上げて、顔を先生に向けて気合一発!


ふふふあああいいいい!



まるで忍者の着地ポーズである。ってか声!





、、、、、教室の時間が止まった、、、みんな止まってるよ、隣の教室の話し声すらも聴こえてこない。ヒロトの技はタイムストップ機能がツインテール。


ドカッ!ヒロトの背中に脚が乗ってる?


フッ、ま、魔王様!



誰が魔王様よ、まったく香ばしいわね!


いや、アナタ様もね、とは誰も言えない。佳子ちゃん実はこういうの好きだったのね、覚醒しちゃったのね。。。


おっと、誰か倒れたぞってやっぱり内山田康二っ!ホント好き、、、、杏にきっちり目潰しされてるし。杏は何とも複雑な顔を佳子に向けている。



彼ら以外は誰も動けない、、、ヒロトは時間を操作するように指をパチンッ!と鳴らし、したり顔でフッ!


いやいや、そんな顔してもあんたの呪文とかじゃないから!と杏がツッコみ、先生は、、、




ほらほら、席について!と言って温かい目で見ている。



それからいつものように出席を取り、特に滞ったりせずにホームルームが始まるのだが、、先生が一言。


えーと、今日はみんなに紹介したい転校生が居ます。


はい、入ってきてと扉の方を向き、声を掛ける。



すると、扉から銀髪の少女が出てきて、誰もが綺麗な子だなぁと視線が彼女に集まる。


はい、ローレシアさん自己紹介を。


初めまして、カオリ・ローレシアです、仲良くして下さい。


じゃあローレシアさんはあそこの席ね、と先生が指差した席は、、、内山田の席の前だった。この転校生の運命やいかに。。。




◇ ◇ ◇ ◇ ◇




1時間目の数学の授業が始まり、何やらモゾモゾしている生徒が1人。そうやっぱり期待を裏切らない内山田だ。

すると、先生が、


ん〜この問題を答えてもらおうか、そこで鼻の下を伸ばしてる内山田!


うん、内山田、聞いてない、足元に設置した鏡に超集中真っ最中だ、全く。


おい、康二、当てられてるぞ!っとヒロトが教えてやる。


それに気づいた内山田は立ち上がりーーー勃ち上がったナニが机に引っかかって立ち上がれない!中腰だ。イチチッ!っと声を上げる。


うむ、一応正解だ、答えは11だ。


そんなバカなKISEKIが起きた授業だった。








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