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異世界ファンタジーを駆け抜けろ!  作者: たぬき村たぬき
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魔王様とチャンピオン

我等の戦地(中学校)は山の上にある。片道で徒歩約一時間かかり、更に途中から一本道になる為、途中からは男子グループ、子女グループに別れて登校する形になる。


佳子ちゃんおはよぉー!


杏ちゃんおはよ。


フッ長尾ーー


黙れ、消えろ。


フッまだなーー


うるさい。


このーー


杏ちゃん行こっ。


そう、この我が手も足も出させてもらえない黒髪ストレートセミロングの子女こそ、杏の親友の長尾佳子だ。今日も美しい。ただし中身は魔王ーー


誰が魔王?



ご、ごめんなさい、フッ



杏としかマトモに喋らないのだ、スーパーウルトラツンツン。でも今日も綺麗だ。



相変わらずやってんなぁ、いい加減諦めたらどうだ、ヒロト


ビクッとして佳子が逃げてゆく。


こいつは内山田康二、魔王(佳子)が唯一敵わない相手だ、、、スカートめくりの世界チャンピオンになる漢だ。


フッおはよう康二、今日も調子良さそうだな、長尾が逃げたぞ。


佳子ちゃん入学式の事、まだ引きずってんのよ、可愛い子、全員スカートめくったからさぁ。中でも佳子ちゃんの純白パンティ見て、思わずめくったままフリーズしちゃったじゃん俺。



フッ、完全に康二が悪いな。


悪気は無かったんだけどな。


フッ大丈夫だ、子女は長尾以外もみんなお前にビビってる。


そんな言葉を最後まで聞かず、地面を舐めて長尾と杏のパンツ見てるコイツは、、、悪気あるでしょ……




入学当初は、どんな苦行だよ!って思ってたこの最後の我慢坂も1年歩くと慣れたものだ、フッ、神よ!我に更なる七難八苦を与えたまえ!

と手を大きく広げながら坂を登り切る頃には平民達は皆、道を開けてくれている。すかさずターンしてキメポーズ!


フッ康二よ、貴様が舌舐めずりしながら歩くから皆、好奇な眼差しで見ておるぞ!


うん、否定は出来ないけど、僕だけに向けてるわけじゃないけどね、君のその、なんというか、香ばしいポーズやらサトラレ気味な台詞やらにも大きく反応してるよね!


そんなに褒められると、昨日の夜アジトで編み出した技を披露しなけーーー


まだやめとけって!そういうのは後に取っとく方がカッコイイよ。


なるほど!では教室まで競走と行くか。


ちょ、おま、、、走り方。まぁ今さらか。。。

そう、彼の走り方はまるで袴を履いて帯刀している人の走り方である。学ランでやると実に香ばしい。。。ちなみに某格ゲーの〇 〇京からの感染だったりする。




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