幼馴染
フッ、今日もオレの鼓動は高ぶってるぜ!さぁ皆がオレを待っている。
ヒロトはぴよんっと飛び起きてクルッとターンからのカーテンを開けて、また閉じる。すかさず左手を顔の前に。
フッ、朝日が眩しいぜ!そんな攻撃なぞオレには効かん。
、、、いや誰もアンタ攻撃してないから!今日もノリノリ過ぎて痛いわ!
おおお、神よ!我に七難八苦を与えたまえ。(姉ちゃんナイスツッコミありがとう!気持ちが高ぶるぜ!)
、、、相変わらず言葉通じないわね、姉ちゃん先に出るから鍵閉めて学校行くのよ。遅刻しないように。あっ、机の上にパン置いてあるから。いってきまーす!バタン。
オレには、3つ歳上の姉がいる。既に社会人だ。我が家には色々な災難があり、姉は高校中退し、働いている。
おっと、食事を取って支度してオレも戦地に向かわねば。
手早く食事を済ませ、支度を済ませ家を出る。
アパートの階段を降りると、オレに恋焦がれているファンが待っている。
だれがファンよ、相変わらず心の声ダダ漏れね、サトラレかってのよ。
このアマ〜
なによ、またそれ?いい加減卒業してよね
卒業は1年先だ、フッ何を言ってる。
あんたのソレの卒業は1年後にはまだ無理だろうけど、、、まぁ頑張ってよね、応援してる。
この髪をツインテールにしてるちっこい子女は、篠崎杏だ。小さい頃からの腐れ縁で、ってオレはサトラレではない!
毎朝、オレ様と戦地に向かう戦友みたいなものだ。
だ〜れが戦地に向かう戦友よ、同じアパートだし一緒に登校してあげてんの。この学校一のアイドルの杏様が。感謝してよね!
フッ学校一のアイドルって自分で言うか、1度病院へ行く事を強くオススメする。
あ、あんたがね!
こうして毎朝、戦友にじゃれられながらオレは戦地に向かうのだ、まったく。