神様の日常 〜終〜 これからも神様は変わらない
ルーシアは少し今の日時に飽きていた。
「あ〜、暇だな〜」
「どうされました?」
「最近面白い事もないと思ってね〜」
「ゲームは、良くしてますよね?」
「メイア、時間を潰す為に仕方なくしてるだけだよ〜」
「大変なんですね」
ルーシアは、神としての仕事もゲームすら飽きてしまったのである。
「何か面白い事ないかな〜」
「神様も大変なんですね、時間がありすぎるのも困りますね」
「メイア〜、何か面白い事して〜」
「私に振らないでくださいよ、急に言われても困ります」
「え〜、つまんないの〜」
そんな時、暇つぶしの相手が現れたのであった。
「あの〜、………」
「あんた、誰?」
「ルーシア様、転生者では?」
「あ〜、なんか面白くなさそう」
「真面目にしてください」
「はぁ〜、で、どうしたの?」
状況をわかっていない転生者は、質問されても分からないので困ってしまった。
「はぁ〜、じゃあ適当にダーツで決めようかな〜」
「適当過ぎませんか?」
「何、何か文句でもあるの?」
「神様が脅さないでください」
「だってこいつ〜私に文句があるみたいだから…」
「普通これからの事をダーツで決められたらそうなりますよ」
早く終わらせようと思っているルーシアは
「じゃあ、普通の人生と超英雄と勇者と魔王この4つならいいでしょ?」
「あの〜、魔王が入ってるのは?」
「?面白そうだからに決まってるでしょ?分からなかった?」
「いや〜…」
「ルーシア様、魔王枠って空いてました?」
「ちょうど、消えそうな奴がいるからそいつの代わりにするよ〜」
「なるほど、…楽しそうですね!」
「あの〜、魔王の所を変えてもらえ」
転生者である彼もまさか魔王になる可能性があるとは思っていなかった。
「無理ね〜、魔王より面白そうな事思い付いたら考えてあげる」
「ルーシア様、魔王になったらどうなるのか楽しみですね!」
「これでしばらく退屈しなそう〜」
「魔王になるの決定してませんか〜!、魔王なんて倒されるだけの存在でしょ!」
「別に勇者に勝てるなら勝てばいい、その方が面白そうだから〜」
そしていよいよ、運命の時が来た…
「よ〜し、魔王を狙うぞ〜」
「ルーシア様!お願いします!」
「頼む〜!魔王以外で神様!」
「神様はここにいるよ?私は魔王を望んでるけどね〜」
ルーレットの様に回る的に向かって投げる。
「マオ〜ウ、マオ〜ウ、マオ〜ウ」
「せいや〜!」
「頼む〜!」
タンッ、的に刺さった矢は次第に止まる的のどの場所かを示していた。
「やった〜!魔王!」
「やりましたね!ルーシア様」
「終わった〜!」
「じゃあ、行ってらっしゃい!」
「お気をつけてください」
ルーシアに対して怒っていた転移の様子を見守る事になった。
それから…
「はぁ〜、飽きたね〜」
「そうですね、このままだと魔王の圧勝ですね、何だかんだハーレム生活で楽しそうにしてますし…」
「しばらくお昼寝しようかな〜1000年くらい」
「ルーシア様、私もお昼寝します」
「はぁ、これでとりあえず終わりだねぇ〜」
「そうですね、でもその内[続]とか[2]とか[真、新]とか言って始まるんですよ」
「それは、作者の人に聞いて、私は関係ないもん〜」
「それでは、とりあえずさようなら〜」
何となく書いていたこの作品も、
「猫好きの人生がなぜ ?」を定期的に書く様にしていたら書けなくなってしまったのでここで作品を終わらせたいと思います(´・ω・`)