神様の日常〜3〜「銃マニアの転移者」
一話完結なので意外と更新するかも知れないですヾ(・ω・*
マイブームは地球という創世神のルーシアは退屈な日々を過ごしていた。
「ハァ!隠れても無駄だ!」
「ルーシア様!後ろから!」
ルーシアは最近FPSというゲームにハマっていた。
「ふっふっふ!また勝った〜」
「これで300連勝ですね〜」
ルーシアは創世神、メイアは悪戯神としてプロフィールに登録して地球のネット界を蹂躙していた。
名前とそのプレイヤースキルにより神コンビ、天罰チーム、殺戮タッグなどの異名で呼ばれるほどのプレイヤーになっていた。
「ルーシア様、最近はネタ武器ばっかりで戦うから大変ですよ〜」
「ネタではないメイア!ロマンと呼べ!」
「はぁ〜…少し飽きましたね、ルーシア様」
「…そうだね、地球の神も意外と大した事なかったね」
ルーシアとメイアは2人で世界最強となったプレイヤーチームに連勝している。
もっとも本当の神の2人に反射神経で勝てる人間はいない。
「メイア〜、暇〜」
「ルーシア様、もう少し神様らしくしてくださいよ…」
そんな退屈を紛らわせる生贄、もとい転移者が現れた。
「あれ…確か神コンビと対戦してたはず…」
この20歳くらいの男はルーシア達と対戦していた人間の一人らしい。
「ルーシア様…お仕事ですよ!」
「おぉ!待ってました!」
ルーシアは待ちに待った獲物に問いかけた。
「私は創世神ルーシア…何があったか覚えていますか?」
「俺はゲームをしていて…気づいたらここに」
「それは驚いたことでしょう」
「あぁ…俺は死んだのか?」
「いいえあなたは生きたまま別の世界から呼ばれたのです」
「それって異世界転移か?」
「その捉え方であってますよ」
「はぁ〜、銃を撃つ夢も叶わないのか…」
ルーシアは、この人間はゲームに出てきた銃というものを撃ってみたいという欲望にまみれている事を哀れに思った。
「もし、あなたが望むならその夢叶えてあげられるかもしれないですよ?」
「本当か!?」
「ただし、条件があります。」
「私にこのゲームで勝てたら叶えてあげます!」
「……これは」
そこには、プレイヤーネーム創世神と悪戯神の名前が
「まさか、本当の神様がゲームしてるとは…仕事しろ!」
「神様は気まぐれなのです!」
「まぁいい、地球の未練も断ち切れて、夢も叶う一石二鳥だ」
「ふふふ、暇つぶしに付き合ってもらいますよ!」
「あっアサルトライフルはM4A、あとP90とドットサイトは…」
「なんでも叶えるから早く!」
そんなやり取りも懐かしく感じる、1万戦目になりようやく…
「遂に創世神を倒した!」
「……」
ルーシアは最後の方はナイフオンリー、アーマー無しで戦っていたのでやられてしまった。
あれから50年ほどの月日が流れていた。
「約束だ!夢を叶えてくれ!」
「……いいわよー」
ルーシアは負けた事がなかったのでこの一回の負けでヘソを曲げた。
「じゃあ場所は236548改め、ゴミの世界ね〜」
「ゴミの世界…」
「ギフトはこれね」
[最強の一発]
どんな存在も一発の銃弾で消す事の出来るルーシア特性の銃と弾のセット。
ただし、1発撃つと二度と使えない。
「これで叶うよね〜」
「おい!こら!」
「ばいばい〜」
銃マニアの夢を叶えたルーシアは頬を膨らませていた。
「何よ…人間のくせに神様に勝つなんて…接待プレイしなさいよ!」
「ルーシア様そんな事したら、怒るくせに…」
「そんな事ないわよ!」
「ルーシア様……このゲームも流行ってるらしいですよ!」
「!何これ、モンスターを狩る!面白そうね」
「今度はこれで遊びましょう!」
「望む所よ!」
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「ルーシア様〜」
「何よ?今剥ぎ取り中よ?」
「なんでゴミの世界にしたんですか?」
「やった逆鱗出た!私が気に食わない奴を送るからよ!」
「ルーシア様ずるいですよ〜、それってゴミ箱代わりに…」
「これで新しい武器が出来るわ♪」
ゴミの世界に転移させられた彼は、盗賊に襲われそうになり[最強の一発]で戦おうとしたが、銃を撃とうしたが自分の足に当たり生涯を終えた。
特に難しい設定はない思いつきの短編物語です
( *´艸`)