MMO内のフレンド作れるのはボッチじゃない証拠
「ん、ふぁ〜。」
いつの間にか寝てしまっていた用で少し時間が過ぎていた。
「なんか重い?」
僕の太ももで獣人?の女の子が寝ていた。
「どうしたらいいでしょうか?……。」
さっき倒してきたウルフとスパイダーのドロップ品を確認しつつ暇を潰していると女の子が起きた。
「ん…ふぁ〜。」
目が合った。
「気持ち良かった。」
「そ、そうですか…それは良かったです?」
「おにいさんなんでここで寝てた?」
少女はとてもマイペースなようで、僕の膝の上に座って僕と話している。
「少し考え事をしていたら寝てしまっていたんですよ。」
「そっか…。私、白雪。白雪って呼んで欲しい。」
「分かりました。私はユウカと言います。好きに呼んでもらって構いませんよ。ところで白雪?どうして僕の上で寝ていたんですか?」
丁度いいタイミングだったので、気になっていた疑問を聞いてみた。
「ん、ユウカ兄気持ちよさそうに寝てた。それにつられた。」
「あまりそういうことをしてはダメですよ?」
僕だったから良かったものの、危ない人だった場合この子が危ないのでこういう事はちゃんとしないといけないと思うからね。
「知らない人にしないよ?」
「僕は大丈夫なんですか?」
「ユウカ兄はなんか落ち着くから大丈夫。」
んー?どういう事?まぁいいか。諦めよう。
「ユウカ兄、なんの種族?私白猫族。」
「僕は、夢羊というレア種族見たいですよ?」
「だから丸まってる角あるの?」
「多分そういう事ですかね。」
「そうだ。ユウカ兄フレンド登録しよ?」
「いいですよ。」
白雪とフレンド登録した後、しばらく話してから1度街に戻る事にした。
白雪とパーティを組んで戻ったのだが、白雪はなかなか強かった。
基本的に僕は糸魔法で相手を足止めして、白雪がトドメを刺すので落ち着いた。
あと、スキルをひとつ獲得した。短剣を何回か投げて倒してたら投擲と言うスキルを獲得した。
「ユウカ兄は今からどうするの?」
「お金も少し入りましたし、装備を整えたいですね。」
冒険者ギルドに登録をして、ギルドにウルフやスパイダーの素材を売ってという事をした事で、少しお金が増えたので、初期装備から脱却しようと思ったのだ。
「私いい場所知ってる。」
「本当ですか?教えて貰っても?」
「ん、店主変わってるけど、いい人。」
そうして白雪にプレイヤー露店の方の少しそれた道にある店に連れてこられた。
「店主はプレイヤーなんですよね?」
「ん、そう。」
「もう店を持ってるんですか?」
まだ始まって数時間しか経っていないというのに、もう店を持ってるのは凄く不思議だ。
「それは私が説明してあげるわ!」
そう言って店の奥から出てきた女性はめちゃくちゃドヤ顔でした。
ユウカは基本的に一人称は私ですが、アリスや白雪と言った少女もしくは仲のいい友達には一人称は僕になります。
初めに私と言ったのはそういう事です。




