武闘会予選 前編
予選が長くなってるので分けました!
「とりあえず今のうちにやりたいことしておこうかしら。」
あれから結局裕翔みたいにシークレットクエストと出会うこと無く大会が始まった。
MPは抑えておきたいから飛行魔法は使わずに徒歩で進んでいく。索敵スキルも獲得しておいたから索敵を使い奇襲メインで進めていって8回フィールドが縮小してポーション消費はMPポーション4本とHPポーション2本だけに留められたのでそろそろ本格的に動こうと思う。
本戦に備えて隠し球はいくつもあった方がいいと思うから今回は風属性魔法中心に使っていく。
「さてと、今の所そんなに強い人と会ってないんだけどそろそろ当たるわよね〜。」
奇襲をかけられた所を間一髪攻撃を避けるとゴツめのおじさんがいた。
「レディーに奇襲なんて酷くないかしら?」
「避けたからいいじゃねーかよっ!」
軽口をたたきつつ距離を取って魔法を撃つ、おじさんは重戦士って感じの装備をしているのから近接は少し部が悪そうだから撤退も視野に入れつつ攻撃を加えていくが細剣は盾に弾かれたり魔法は避けられたりするがダメージを与えれているが結構きつい。
「おじさん強いのね。」
「おじっ!?お嬢ちゃんもやるじゃねーか。」
そんな軽口を叩いていると9回目のマップ縮小のアナウンスが入った。
そこで距離を取りおじさんに提案をもちかけることにした。
「一時休戦しないかしら?」
「なんでだ?」
「私は本戦で優勝したいの。縮小もこれで9回目って事はラスト50人程度でしょう?私とおじさんの実力は確実に上位なんだから2人で本戦に行きましょうって言う提案よ?どうかしら?」
「ふむ、一理あるか、いいぞその提案乗った!とりあえず俺の名前はガイルだ。嬢ちゃんは?」
「私はアリスよよろしくねガイルさん。」
「あぁ。」
そんな訳でガイルさんと手を組むという建前で勝率を上げて無事2人共本戦の出場権を獲得した。
「ガイルさん助かったわ。ありがとう。」
「俺も楽できたからな、お互い様だ。本戦も頑張ろうぜ!」
「そうね。頑張りましょう!」
✤✤✤✤✤白雪視点✤✤✤✤✤
「よし、頑張る。」
元々無口でゲームでも中々友達が出来ない性格の白雪はユウカの優しそうな雰囲気に惹かれ仲良くなった。
ユウカのおかげでアリスやベルと仲良くなりみんなで本戦に行こうとと言われたのでいつにも増してやる気があった。
白雪は持ち前のスピードを活かして森の中で奇襲をバンバンかけていた。
幸い森のフィールドは広く7回目の縮小までそこでいたが、8回目の縮小で範囲外になったので移動しなければならなくなった。
「今8回目だからあと100人ぐらい?頑張る。」
良さそうな場所を探している間に2人出くわしたがちょうど2人で戦闘していたので奇襲して2人共倒して進んでいくと身を隠しやすそうな建物があったのでそこに入っていくと1人女の人がいた。奇襲をしようと思ったがバレていたようで話しかけられた。
「あら?可愛いお嬢さんね。こんにちは、お嬢さんはなんて言うお名前なのかしら?」
「まず自分から名乗るべき。」
楽しそうに言う女性に対して警戒しつつ白雪はそう答えると女性はそれもそうねと言った表情で自己紹介をした。
「私はスカーレットよ。よろしくね?」
「私は白雪。戦わないの?」
「そろそろ終盤でしょ?本戦出場の確率をあげるために協力者が欲しいと思ってたのよ。どうかしら?」
こうして白雪も経緯は違えどアリス同様協力者を得て本戦出場権を獲得した。
アリスは頭もいいしいい子ですがどうしても裕翔にはワガママ言ってしまうのをいつも治そうとするけど治せないっていう裏話
可愛いね
白雪は梅干とリアルの知り合いでした!ちゃんちゃん




