名前を決めたい!
「さて皆さんよろしいですか?」
「どんな子が生まれるのかしら?」
「可愛い子だといいわね。」
「楽しみ〜。」
女性陣はすごくワクワクしている。
「持ち主にしか孵化させることは出来ず、インキュベーションというワードが孵化する鍵なのか…。なるほどな。」
それに対してコロンさんはなにかブツブツ言っていた。
「いきますね。インキュベーション。」
そう言うと卵が半分(約20cm)ぐらいに小さくなると同時に卵にヒビが入り割れる。
そして中から出てきたのは可愛らしい子猫だった。
「子猫ですね。」
「かーわーいいー!!!!」
「尻尾がふたつあるわね。」
「ほんとね。」
「羨ましいわ。」
「卵のサイズが縮んだのか。なるほど。検証しなければならないな。」
子猫はとてとてと僕の体を登り頭の上に乗った。
「猫又ですかね?」
「ユウカ羨ましい!」
頭から下ろし抱き抱えると2つの尻尾がゆらゆら揺れていた。
「鑑定してみたらどうだ?」
「そうですね。」
名前:
性別:メス
種族:猫又
Lv.1
HP50/50
MP200/200
〈スキル〉
精霊魔法Lv.1 妖術Lv.2
回復魔法Lv.2 忍術Lv.1
〈称号〉
バステトの寵愛 ケット・シーのお気に入り
猫神に愛されし者
「なるほど…」
「ユウカ相性いいんじゃない?」
「そうですね。」
「名前はどうするのかしら?」
「それがまだ決まっていないんですよ。」
名前を考えるのはアリス達に任せて僕とコロンさんはこの子の戦闘能力を見ることになった。
「妖術使ってくれる?」
「にゃ!」
火の玉が3つほど出て的に当たった瞬間爆ぜた。
「凄いですね…。次は忍術出来ますか?」
「んにゃ!」
シンプルに2体になった。影分身かな?
「ありがとう。」
「ふにゃぁ〜。」
撫でてあげると喜んでくれたのでよかった。
「ユウカー!3択まで絞ったわ!」
「今行きます。」
ちょうどいいタイミングで呼ばれたので子猫を抱えて行く。
「まず1つ目がショコラ、2つ目がスピカ、3つ目がノワールって感じよ!」
「お菓子とか星座とかから出してみたのどうかしら?」
「そうですね。その中から決めましょうか。」
どれがいいのだろう?
「君はどれがいいですか?ショコラかスピカかノワール。」
「にゃ?」
「そうですね。ショコラなら1回、スピカなら2回、ノワールなら3回鳴いて貰えますか?」
「にゃん!」
撫でながらそういうと1回鳴いてくれたのでショコラにした。
「ショコラに決定です。」
「そんな決め方でいいの?」
「いいんですよ。この子に決めてもらったので。よろしくお願いしますね。ショコラ。」
ショコラに決まった瞬間テイム機能の追加というワールドアナウンスが響いた。
自粛期間ということで頑張りました。
街の名前募集中です
ちなみに卵のサイズが変わる仕組みなのはプレイヤーの獲得した卵は各プレイヤーで卵の性質が変わる為に一律にしてるって事にしておいて下さい




