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第一章 異世界遭難 第20話「窓際のアリ。」

久々投稿。いろいろ手抜きな状態ですがご勘弁ください。

 『クイーン・ランジェリーナ』はアリに近づいていくが、こちらに気付いたアリの一言に足を止めてしまった。


『迷子か?』

『えっ!?喋った!』


 いきなり話しかけられ驚きを隠せない彼女の様子を遠目で見ていた俺達は、何かあったのか少し不安になりつつもしばらく様子を見ていた。が、その場から動かない二人を見てさらに不安になり駆け寄ることにした。


 近くまで行くと何やらアリと彼女が話しているのが分かった。って、話せるのかアリ!


「大丈夫なのか?なんか話盛り上がってるっぽいけど・・・。」


 話しかけられたことによって俺たちが近づいたことに気が付いた彼女は、


『あっ!日乃様、こちらは食糧庫の番をしているアリスイート・ハニーさんです。』

『よろしく。アリスと気軽に呼んでくださいね。』

「どうも、日乃です。こちらこそよろしく。って、なんで仲良くなってるの?」

『彼女、元女王親衛隊長だったらしいんですけど、女王が台替わりしたら理不尽な理由で食糧庫の番にされたらしいですよ。』

『そうなんです。二足歩行してるのが気に食わないとか、逆ハーに必要ないとか?意味が分からない理由でこんな誰も来ない食糧庫番とかさせられてるんですよ。あの小娘が女王になってから私の生活、巣で底辺なんですよ!』


どうやら愚痴を聞いているうちに仲良くなったらしい。話の内容から察するにどうやら彼女はキャリアからお荷物窓際部署への転落をしてしまったようだ。そして、女王が二足歩行しているものが嫌いらしいということが分かった。目の前のアリスさんを見る限り言葉が通じるのであれば説得ができそうだ。


「それは大変ですね、前の女王はどうしたんですか?娘さんを注意してもらえば少しはマシになるんじゃないかな?」


 とりあえず、今の女王が人を襲わせている可能性があるから止めさせることができれば巣を潰さずに問題が解決するかもしれない。


『先代は、キングヘラクレスの側室に迎えられ、『アリとは全然違うの、彼なしでは生きていけないの御免なさい』と言って、『私の後はあの子でいいわ。』と適当に今の女王を決めて出ていきました。あのビッチが!!今、思い出してもイライラする!!』


 なんかアリって大変だな。ダメな女王でも従わなきゃダメなのかな?


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