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第一章 異世界遭難 第1話「戦闘員、仲間になる。」

 ヒーローの戦う敵の軍団、〇〇軍団などの名前はわかります。しかし、敵の下っ端は、〇〇兵などと軍団名にそのまま兵を付けて呼ばれたりしてしまいがちです。

実は、日本でいうところの自衛隊などの名称があるだけで生き物としては、人類などというようにきちんとした分類があるのではないでしょうか?

 たまたま、敵に所属しているだけ安易に〇〇兵と呼ぶのは良くないかもしれません。

 森、森の中、目の前には樹齢千年越えのような木が大量にある。木には、体長1メートル越えのカブトムシみたいのとかが樹液を吸うためかところどころ張り付いている。


「地球じゃないな。」


 そして、上を見ると空には大きな飛行機みたいな何かが飛んでいる。視線を落とすと、雑魚が7人パニック状態に陥っている。とりあえず、殺っとくか。


 殺気を感じたのか俺の存在に気付いた雑魚の1人が、両手を挙げた。それに気付いた他の6人も慌てて両手を挙げた。


「ちっ!」


と、思わず舌打ちしてしまう。

 こいつらは、毎度これだ。幹部に命令なしで置いていかれたり、怪人が倒された後は、逃げるか降参する。こいつらが自らの意志で戦っているのを見たためしがない。降参した奴はいつもほっとけば勝手にどこかに行ってしまうから、とりあえずは無視しても問題はないだろうがこれからどうするか。

 まずは連絡取れるかの確認と、この状況からどう帰還するかだよな。変身ブレスに内蔵されている通信機能が使えるか試してみるか。と、考えている時だった。


『ツクモンAが仲間になりたそうに、こちらを見つめている。』


頭の中に、何かおかしなメッセージが流れた。


「なっ⁉なんだ、今のは・・・。」


とりあえず、周りを見渡す。雑魚の中のに一人だけ、何故か頭の上にメッセージが浮かんでいた。


『仲間にしますか?はい/いいえ』


目を擦って、もう一度見てもやはり、メッセージが浮いている。


「おい、おい。ゲームじゃ、あるまいし。まさか、な・・・。」


とにかく、はいと念じればいいのか?いや、何も起きないな。はいと言えばいいのか?


「・・・、はい・・・。」


恐る恐る口にした。


『ツクモンAが仲間になりました。』

『ご主人様、これからよろしくお願いします。』


謎のメッセージが、再び頭に流れると同時に、挨拶が聞こえた。


「今のお前か?」


さっきまで頭の上にメッセージがあった雑魚を見ながら、訊ねてみると。


『はい、ご主人様。今、ご主人様にご挨拶させていただきましたのは私です。』

「そうか、お前らツクモンて名前だったのか・・・。」


仲間になったことより、こんなに長い間戦ってきた雑魚たちにもちゃんと名前があったことと、意思の疎通がとれたことに驚いていた。

 そして、メッセージが続けて流れる。


『ツクモンBが仲間になりたそうに、こちらを見つめている。』

『ツクモンCが仲間になりたそうに、こちらを見つめている。』

『ツクモンDが仲間になりたそうに、こちらを見つめている。』

『ツクモンEが仲間になりたそうに、こちらを見つめている。』

『ツクモンFが仲間になりたそうに、こちらを見つめている。』

『ツクモンGが仲間になりたそうに、こちらを見つめている。』


おい、お前ら・・・。

    主人公    次野 日乃

    性 別    男

    年 齢    18

    職 業    ヒーロー(イエロータイガー)、高校生

    ジョブ    テイマーLv.1(1)

 パッシブスキル  精霊視、野生の感

  アクティブスキル 機獣召喚、精霊変身

    装 備    変身ブレス、私服、靴

    持ち物    リュックサック(コッペパン:いちごジャムマーガリン、ペットボトル:スポーツドリンク、勉強道具、ジャージ、ハンカチ?、ティッシュ)



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