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第一章 異世界遭難 第15話「パンダモンvsアリ」

 たまに、怪人ですごい攻撃ができるのにほとんど使わずに負ける場合がありますが、最近になって実は回数制限か、MPが足りないとかあるのかもしれないと思い始めました。特に巨大化した後に使わない場合が多いので、巨大化は体力と怪我しか治っていないのかもしれない。


 怪人が攻撃を多用する前に倒すことがヒーローが勝ち続けている要因なのかもしれませんね。

 あれから、『ファイトモン』と入れ替えで『パンダモン』を呼び出して、朝食をとりながらも森の中を進んでいた。

 『パンダモン』は最初『クイーン・ランジェリーナ』を見て、やはりリーダーは彼女に任せた方がといっていたが、彼女が変態だと気付くと、


『主よ。やはり、我が命に代えましてもリーダーの任全うして見せます!変態女は自由にはさせませんので!』


 頼もしい味方がいたことに感謝しつつ、前へと進んでいく。景色は森から変わらないが先ほどから獣道のような道をまっすぐに進んでいる。食事を食べ終わって少しした頃、前からアリが一匹こちらに向かって歩いて来た。


「とりあえず、殺っとくか?」

『いえ、主よ。ここは、我にお任せを。』


 そういうと、おもむろに腹の石窯からハニトーを取り出した。


『アリの動きを封じます。』


 そして、投げた。アリはすぐに近づいて甘い匂いのもとを見つけて調べ始めた。


『成功のようです。隙だらけのところ安全に片付けます。』

「もったいないことするなよ!あれ、今までので一番うまそうだったぞ!」

『さようですか?なら、後で同じものを出しましょう、主よ。』


 そういいながら、アリの横に近づいていく『パンダモン』。取り出したのはナイフとフォーク。ナイフを振りかぶると振りかぶったナイフが3メートルぐらいになった。そして、ナイフの重さを利用して勢いをつけた一撃は見事にアリの首を一刀のもとに切り落とした。パンダモン意外と強かったんだなぁ~と今になって実感した。


『一匹であれば、楽に狩れそうですな。次は正面からでも行けるか試してみましょう。』

『次は、私の番でしょ、順番にやりましょうよ。日乃様の前で一人だけいい恰好するのは良くないと思うわ!』

『確かにそうかもしれぬがな、お前が戦う必要は感じられん。アリが相手では虐殺にしか見えないぞ、お前の場合。日乃様に見られたら、逆に弱い者いじめみたいで嫌われそうだぞ。』

「俺も素手でアリが殺される姿はあんまり見たくないな。」

『なら、鞭、鞭使いますから!!』

「鞭は、もっと嫌だから。」

『お前はアリ以外の強そうなのに遭うまで、大人しくしていろ!』

『うぅ~~。』


 悔しそうに唸る彼女には悪いが仕方ない。ドラゴンに気付かれないようにしたいため極力戦闘による騒音を起こさないようにしているため、派手な技が使えないため、素手か鞭しか攻撃手段がない彼女には今は出番がない。


「そのうち、出番があるかもしれないから、それまでは我慢してろよ。」

『わかりました。日乃様が言うなら我慢します。』


 しかし、出番は思ったよりも早く来ることになる。


『主よ。何やら、前に砂丘が見えますがどうしますか?』

「森の中に砂漠とかあるのか?」

『砂丘の向こうにも木は見えるから、一部だけみたいよ。』


 日乃はまだ気付いていないが、それはアリ塚と呼ばれるものであった。当然そこには、大量のアリがいるのであるが、丘の陰でまだ、日乃達には見えていなかった。

    主人公    次野 日乃

    性 別    男

    年 齢    18

    職 業    ヒーロー(イエロータイガー)、高校生

    ジョブ    テイマーLv.2(7)

 パッシブスキル  精霊視、野生の感、多重出撃Lv.1

  アクティブスキル 機獣召喚、精霊変身

    装 備    変身ブレス、私服、靴

    持ち物    リュックサック(勉強道具、ジャージ、ティッシュ)、テイムカード(5枚)

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