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僕等と彼等の恋愛事情  作者: 水無月 悠&シルフェ&あきら
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第一章 面倒なのに再会しちゃった??

BLかも知れないしBLじゃないかもしれない。

まだ一章めだから何も言えない、作者一人目の水無月 悠です。

三人で交互に書いて行ってます。ちょっと変わった主人公たちの日常恋愛風景。少しでも多くの人が楽しんでくれると嬉しいです!!

4月8日。

オレ・・・・神宮 景は、東原学園高等部へ進学した。

私立東原学園。ここは相当な金持ちの通う学校で、更に言うと結構頭もいい学校・・らしい。

というのも、オレは幼稚園からの持ち上がり組だから受験戦争とかよく知らないんで・・あ、今何人かの人を敵に回した気がする。とりあえず謝っとこう。ごめんなさい。


校舎の周りでは、淡い桃色の桜が舞っていて。

それを見ただけでオレは少し気分が上がる。

これからの高校生活・・・新しく知り合う奴も多いだろうし、楽しくなるといいな・・・なんて。


「・・・何してんだ、あのこ。」

校門の前でピョンピョンと跳ねている女子を発見し足を止める。

「あっれー、おかしいなぁ・・・・?音しないー・・・。確かにお金入れたはずなんだけど・・。」

彼女の足元に財布と生徒手帳が落ちている・・・どうやったらあんな風な事になるんだ・・・?なんで気付かないのあのこ!!

「千円札入れたよって母さん言ってたよなぁ・・・。跳ねたらおとすると思うんだけど・・・?」

「いや、紙幣だったら飛んだって音しないから!!!何年前のチンピラ?!飛んで小銭の音とか、何年前のチンピラなの!?足元に財布落ちてるし!!」

つい見ていられなくてツッコミを入れてしまった・・・。女の子キョトンとしてるし。

「あ、本当だ~見つけたー!!ありがとーございます!!」

「いや、えっと・・お礼言われるようなことしてないんだけど・・・。」

「・・・アレ?」

彼女がジッとオレを見つめる。

「・・・・・?どうかした?オレの顔に何かついてる?」




「もしかして、景ちゃん?」



「なんで、オレの名前・・・?」

「覚えてない?!私、昔君の家の隣に住んでた、梅倉 千春!!!」

超いい笑顔で告げる彼女。・・・ああ・・・・そういえば。

「・・・・まじで?」

「マジマジ!!!いやぁ、久しぶりだねぇ!!」


小さい頃、オレの家の隣に確かにいた。そんな子が。

よく思い出してみれば、相当仲良かったはず・・・なんで忘れてたんだろう・・・?


「今日から東原に通うことになったんだぁ・・・まさか、景ちゃんも一緒?」

「あ、嗚呼。オレ、幼稚園からずっとここだし。」

「へぇ、そうなんだ!よろしくね!!」

チョコン、と頭を下げた千春・・・そして背負ったリュックからなだれ落ちる書類の類・・・小学生か!!!

「あああ!!!やっちゃったぁぁあああぁ!!!!」

「ああもう・・・拾ってやるから、お前も手伝え・・・。」

「ありがとう景ちゃんマジ大好きィィィィィ!!!」


・・・・もしかせずとも、面倒な奴と再会しちゃったかも・・・。




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