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渇き

作者: 噺 角蔵
掲載日:2026/03/27

渇く。どこまでも満たされず。

渇く。まるで渇くことを望むように。

渇く。まるで水なんて求めていないように。


永遠に渇く。求めているようで、満たされてしまえばそこで終わってしまう。だから、ずっと渇いたままでいるしかない。

もっと、もっとといつも欲しがる。

ある時は量を。

ある時は質を。

いつまでも消えない。

消えてはいけない。

満たされれば終わってしまう。


そのうち何を求めているのかわからなくなる。

水分?いいや、食べ物かもしれない。

いつだって欲しくて、いつだって足りない。

でもそれでいい。

そうでなくては生きていけない。

そうでなくては歩けない。


満たされれば、そこで終わり。

終わった先に何があるのか。

誰にもわからない。

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