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ゴーレム無双!〜学会から追放されたので今は探索者やってます〜  作者: ゆん。


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探索者登録、そして初依頼!

「新しい探索者志望の方ですね?それではこちらにお願いします。」


「マトン、行こう!」


「はい!」


 受付の人に連れられて俺達は部屋に入る。そこには大きな机がポツンと一つ置かれていた。


「今書類をお持ちします。ちょっと待ってて下さいね!」


 それから数分。受付の人が戻って来てから、俺達は書類を手渡された。


「まずはここに必要事項の記入をお願いします。」


「はい。よいしょっと。」


 俺はペンで書類に記入し、受付の人に渡す。それを読みながら、確認の作業をするみたいだ。


「えっと、クレバーさんとマトンさん、で間違いありませんね。」


「ああ!」


「はい!」


「探索者の事はどこまでご存知ですか?」


「ダンジョンを調査して生活する人達の事だって事は知ってます。ここ数年、話題が尽きないからな。」


「そうなんですよねー。色々な人が来るんですけど、人手がいくらあっても足りないくらいなんですよ!お二人も出稼ぎですか?」


 俺達はこくんと頷く。もちろんお金も欲しいし、珍しい素材があればマトンがもっと強くなれるかもしれないからな。



「分かりました!では研修として、早速施設の説明をしますね。こちらへどうぞ!」


 俺達は探索者協会の中を歩き回る。色んな人達が居るな。駆け出しっぽい人からベテランそうな人まで……これは楽しみだ!


「まずここが掲示板になります。様々な人が依頼を持って来るので、ここから取ってもらって構いません。ダンジョンは誰でも入れますが、報酬も貰えるのでついでに受ける人が多いんですよね。」


「必ず受ける訳じゃないのか。」


「まあ、自己責任ですから。」


 次に向かったのは協会の中にあるお店。雑貨屋が目立つが武器屋、防具屋もあるのか!


「ここで探索に必要な物は一通り揃えられます。しっかりと準備してから向かって下さいね!」


「はーい!」


「おお!良い返事ですね!」


 マトンが手を挙げて元気よく一声。うん、元気だな!


「最後にここ、協会受付!依頼を受けたらこちらに持って来て下さい。内容と成果を確認次第、報酬をお渡しします。以上で研修は終わりです!」


 ……研修って説明だけなんだな。実技試験みたいな物があるのかと。


「不思議そうな顔をしてますね?探索者は習うより慣れろ、です!浅い階層なら危険は少ないですし、のんびりと構えていても大丈夫ですよ!」


「分かりました。いやー楽しみだなマトン!」


「はい、マスター!」


 ……マトンが俺の事をそう呼んだ時、受付さんの足が止まった。





「あ、あの。失礼ですが、マトンさんはクレバーさんのお付きの方ですか?マスターなんてあまり聞かないので……。」


「あ、彼女はゴーレムです。俺が創りました。」


「ご、ゴーレム!?」


 びっくりした受付さんはマトンをじっと見る。驚いてるな、どこからどう見たって人間そっくりだからな!


「す、凄い完成度ですね。まるで本物の人間みたいです。クレバーさんは職人さんですか?」


「ああ……俺は元々研究職だったんです。学会から出て、今はマトン達と一緒です。」


「そうなんですか……何かすみません。」


「気にしないで下さい。」


 それから俺達は部屋に戻ると、受付さんがプレートを持って来てくれた。


「はい!これがお二人の探索者カードになります。これは身分証代わりになりますから失くさないで下さい。他の協会でも使えますから!」


「ありがとうございます。」


「マスター、これで私達も探索者ですよ!」


「そうだな!じゃあ早速依頼を探してみるか!ありがとうございます!」


「いえいえ!また来て下さいねー!」





 俺達は受付さんにお辞儀をして、掲示板に向かう事にした。なになに、薬草採取に魔物討伐、こっちは探し物捜索?


「へぇー。本当に色々あるんだな。」


「あ!マスター、この依頼なら私達でも出来そうですよ!」


 マトンが持って来たのは、ダンジョン1階でのスライム退治。マトンの動きを確認するのには丁度いい相手だ!


「これにしようか。受付さん、俺達この依頼にします!」


「もう決まったのですか?スライム退治、ですね。このダンジョンは全部で地下5階まで……駆け出しのお二人にはピッタリですね!では、行ってらっしゃい!」











「場所は街を抜けてちょっと歩くんだな。初依頼、落ち着いていこう!」


「マスター、あれ見て下さい。」


「お、モニターか。」


 街の中央では大勢の人達が空中のモニターをチェックしている。映っているのは剣を握った金髪の女性だ。戦闘中みたい、軽やかな動きで魔物を倒す様子が映っていた。


「かっこいいです!私もあんな風に動けるでしょうか?」


「当たり前だろ?俺達の力なら簡単に出来るさ!その為にも実践だ!」


 映像に目を向けながら、俺達は街の外へ向かう。マトン、お前の動きはちゃんと確認するからな!



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