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将軍をこの手で

作者: じゅん

まずは、非常に残念な脳から漏れでた妄想です。

暖かい目で見て頂けますと嬉しいです。

文章等読みにくい点や、わかんないよって思われると思います。

そんなの困るって思われる方は、すぐに戻って下さい。

そんだけ文才はないです。

チキンなので、書いたはいいけど、このまま埋もれさすかとも思ったぐらいですが、勇気を出して投稿しますので、よろしくお願い致します。


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戦場の中対峙する二人。


将軍:ギャレック・アスタール

年齢30歳位の真っ黒な髪、黒い瞳の渋いイケメン。

身長は190cmぐらい

細すぎず太すぎず


女士官:ビスワスク中尉

年齢22歳位の銀髪が腰まであるが、黒で染めているので真っ黒ではない。瞳は金色だが、これも目薬で瞳の色を茶色に変えている。

身長は170cm位

着痩せ体型

「お前は何者なのだ」

 ようやく私はこの男の前に、そしてこの男の罪を突き付け、私の宿願が達成されると思った時、一つの砲弾が落ち爆風が我々を襲った。


 そう今は戦時、海上で不意討ちを仕掛けるため、船をすすめていたのだが、不意に迎え撃たれたのだ、まさかの不意討ちに船上は慌てふためいていた。


 命令系統も崩れ、兵達も我先にと救命船で逃げ出す者がいる始末、その混乱をチャンスと私は思い、この男ギャレック・アスタール将軍と対峙した。


 そして先程の爆風でガツンと何かが私の頭に当たり、クラクラ脳震盪を起こながら一旦目を閉じて開けたとき、先程と違った私の気持ちが生まれる。


 あれ?なんだっけ?

 いや、うん、船の上で戦場なのはわかってるし、この状況もわかってるけど、気持ち的に何これ状態です。


 辺りを見渡してから、目の前の男の人が目に入り初めて見たように驚いたわたし。


 ギャレック様!あれ?このゲームVRだっけ?

 VRって何!それよりさっきまでギャレック様と話してたよ!私何言ってるのと戸惑うなか、心地よい美声が響いた。


「ビスワスク中尉、大丈夫なのか、頭を負傷したようだが」


 うっとりその声に聞き惚れながら、言われた事を思いだし。

 そっと手で頭を触れてから、手を見ると少しだけ血が着いていた。

 マジ!どうりでちょっと頭痛い気がしたよ、って言うかこれ現実!!この船の上といい、ギャレック様といい、うん、まだ混乱してるけど、とりあえず私のしたい事は一つ!ギャレック様を死なせない!と気合いを入れて、目的を達成するために一つ息を吐いて、気を落ち着けて話しをする。


「大丈夫です、話の続きをしましょう、私が何者かでしたね、私は帝国の帝王の娘アレイシア、あなたに殺された帝王の娘だ」


 ギャレック様が一瞬目を見開き私を凝視し、直ぐに目を伏せられ無表情に私を見る。


 ああ、素敵です!ギャレック様!そのなんとも言えない色香、無造作のようだけどふんわりで程よい長さの完璧な黒髪、切れ長の漆黒の瞳、意思の強そうなご尊顔、そして素敵な軍服姿!心の中では悶えてます。


 そんな事を思いながらも、流石はアレイシア、無表情になってる様だ。

 うん、表情筋が動いてないのがわかる、助かる。

 私だったら駄目だ、絶対うっとりしてにやけてしまう。

 うん?私だったらって、私はアレイシアだよね、さっきから自分がブレブレですが。


 何故か私はこの先の成り行きが判る、さっきからVRだのゲームだの中途半端な情報があるが、この今の状況のストーリーだけはわかるのだ、ならその知識を生かし、ギャレック様を生かし手に入れる為に頑張るだけだ。


 今からはゲームにないストーリーに持って行かないと、ゲームでは、アレイシアがこのどさくさに紛れてギャレック様を殺すのだ、両親の仇として、さっきまでの私には悪いが、いまの私はそれを変える。


 ここはゲームに似てるけど、私の痛みは本当だし、ギャレック様は生きてる、今が分岐点、ゲームにでは一択たが、今の現状が現実ならば変える事が出来るはず、だけどギャレック様は恐らく死を望んでいる、ゲームで何回もそのシーンを見てる私はそう思ったのだ、本当の主君の手によって死ぬことを、でも駄目だ私は死なせない。


「あの時、私が手に掛けてしまった方が本当の帝王陛下だったのか、言い訳はしない、今の私は今の帝国の為にここにいる、そして私はもはや‥‥いや、でははじめようか」


 ギャレック様の表情は無表情に見えるが、瞳は安堵したように見える。


「アスタール将軍、あなたはそれでいいのですか、あなたが仕えているのは誰ですか」

()帝王陛下だ」

「だが、今の帝王は偽物だ、私こそか帝王を継ぐ者、そして帝国を導く者」

「私の主君は()帝王陛下だ、あなたが帝王になるなら今の体制の要に居る私を消さなければならない」


 ぐっ、やはりギャレック様は生真面目だ、自分の間違いを死を持ってというその昔気質、カッコいい、いやうっとりしている場合ではない。

「本当にそうか?元は私の父に忠誠を立てたのではないか、それが今の偽物にいいように使われただけにすぎない」


「確かに、だが私は変わられた帝王陛下を疑問に思いながらも、ただ盲目的に帝王陛下の命令されるままにここまできてしまった」


「ならば、今からでも私に忠誠を誓え!貴様の死は、この国にしてしまった事から逃げる事だ!それは償いにはならない!私に仕えろ!私の力になれば国にも報いる事ができるであろう!」


 ギャレック様が緩く首を横に振られた。

「私を信用する事は出来ないはずだ、なにより周りが許しはしない、それに私はもう‥‥いや何でもない」


 ぐっ、どうする私!そしてギャレック様は、既にあの薬で身体を侵されていて、長くない命だと思っているのだろう。


 でも、あと1ヶ月で薬が出来て治療出来る、薬の事は恐らくギャレック様は知らない、だから私に討たれようとしているのだろう。



 諦めているギャレック様には腹がたった私。


「はっ、アスタール将軍ともあろう者が、だだの負け犬、自分本意だったとは」


 はっ!怒りのあまり何言っちゃてるのー!わたし!



「そうだな」

 まるで自虐的に笑むギャレック様に、また私は頭に血が登ったまま話した。


「ふざけるな!私は貴様を憎い仇だとおもっていたが、上官としては尊敬していた!そんな貴様が自分を捨てるのであれば、私に寄越せ!」


 あっ、ギャレック様が目が点になってます。

 私も自分に目が点です。


「ふっ、はっはははは、こんな私でも貴女様には使い道があると申されますか」


 ええいままよとばかりに、私は言葉を発した。

「そうだ、私は貴様が欲しい、たとえ貴様が私の生涯の仇だとしても、この国の真の帝王として立つために」


 ギャレック様がじっと私を見てから、ゆっくりと私に近寄って来ます、そして私の前に片膝を着いて片手を胸に当て頭を下げられました。

 私はぎょっとしてギャレック様の後頭部を見てると、ギャレック様が顔を上げられたので目と目がバッチリ合います。

 こんな近くでギャレック様のご尊顔を見るのは初めてです。

 ヤバいです、顔赤くなってないようですが、心の中ではゴロゴロ悶え転がっております、そんな私を見つめたまま、ギャレック様が口を開かれました。


「私の命は帝王陛下に貴女にお渡しします、この国の為、陛下の為にお使い下さい」


 その時私の脳内でくす玉が割れ、ミッションクリアおめでとうの文字が浮かんだ。


 やった!やりましたよ!ギャレック様を手に入れました!!

 ひゃっほー!後はじっくり時間を掛けて私に‥‥って無理でしょう!私、喪女でしたし!?って喪女ってなに?

 ああこのあやふやな記憶は、徐々になんとかまとめるとして、今はギャレック様が私の手に落ちた事を喜びましょう。


 私は手を差し出しニヤリと笑う。

「取り敢えずは、この局面をどうかして二人生き残らなければな」

「はっ、命に代えても」

「馬鹿者、私は二人と言ったのだ、何も成さずに死ぬことは許さん」

 もう!ギャレック様は真面目だ、せっかく繋いだ命粗末にしないで欲しい。

 私は不敵にギャレック様に笑いかけ。

「私達二人ならば、この戦場から撤退ぐらいやすいだろう」


どうだったでしょうか。

少しでも、楽しんでいただけたなら嬉しい限りですが、なんせ文才がないので、私にはこれが精一杯の表現でした。

ここまで読んで頂いた皆様には感謝致します。

もしよろしければ評価していただけますと、今後の参考になりうれしいです。


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